2003年06月23日
興部遠征(3)〜中ちゃんに再会 |
朝食後チーズ作りを見学。モツァレラチーズを作っていたが、豆腐のようだ。 オーナーさんのご好意でホエー(上澄み液)を飲ませていただく。 なんとも不思議なおいしい牛からの恵みだった。
9:40チェックアウト。郵貯スタンプラリーをしつつオホーツク沿いに南下。興部町の酪農の丘らしき山に上がる。今日も朝から好天でオホーツク海がよく見えた。 しかしここは畜産の試験研究センターと風車があるだけで観光地ではなさそうだ。
昨日中ちゃんからレラが入っていた。宿は圏外だったので今になってキャッチした次第。西興部村に桜があると聞き付けて紋別まで来たが最新情報で既に散ったという。近くなのでめしでもどうか、というお誘いだった。 早速コンタクトを取り、寄り道をしつつ12:20道の駅オホーツク紋別で合流。
オホーツクタワーが気になっていたので大枚はたいて入館することにした。通常\1200だが特定のクレジットカードを提示すると\1000に割り引きとなる。同行者も割り引きが適用される。
オホーツクタワーは海上に立つ流氷観測にも利用される施設である。地上3層と海底層があり、同じ景色が2度と見られない水族館とも言える。 なかなか楽しい。 最上階には無料の望遠鏡のほか、バルコニーもあり展望が楽しめる。 紋別には砕氷船ガリンコ号IIが就航しており、流氷の季節だけでなく、夏場は釣り舟などとしても使われている。 特徴的なアルキメディックスクリュー(中ちゃん説)がなかなかかっこいい。 遅めのランチ(かに天丼:\1200)をとって、中ちゃんとは解散。どうぞ御安全(どこの方言か?)に。
旧計呂地駅がそのまま残されているので立ち寄る。C58と43系と思われる客車が2両残されている。ホーム、駅舎も当時のままに残されている貴重な遺跡だ。 しばし撮影に興じる。客車内にも立ち入ることができ、1両はオリジナルのまま、もう1両は簡易宿泊施設(1泊\300)となっていた。 駅長の家(詳細不明:\500)にも泊まることができる。
17:00再び238号を南下。道の駅小清水へ行こうとしたが、残り時間を考慮するといっぱいいっぱいなので断念。思うところがあって18:10網走市内の天都山の展望台へ行く。しかし展望台の営業時間は終了。 無料エリアからの眺めはあまりよろしくない。 昔はきれいだったという。時間経過で木々が成長してしまったのだろう。
18:45呼人のアイスの店でソフトクリーム(\250)を買い、車内で食べる。おこっぺアイスで味にうるさくなったせいか、いまいちな評価を下した。
19:05無事返車してドライブ終了。空港まで送っていただきチェックイン。帰りの便はスーパーシートの設定があるので空いているか聞いて見た。並び席は叶わなかったが、通路側縦列席をアサインしていただく。 JMBダイヤモンド特典のスーパーシートクーポンを使用したので無料アップグレードである。
貨物の搭載で若干出発が遅れ20:50離陸。JD188便。機材はA300-600R。席はスーパーシートの1G。妻はスーパーシート初体験という。 食事提供便ではないのは残念だが、軽食または茶菓子がいただける。サンドウィッチをいただいた。羽田で積んだケータリングのようだ。羽田で作るものは添加物が満載なので避けているが上り便の分まで積んでいたとは盲点だった。 飲み物はエビスとモルツザプレミアム。
22:20到着。22:46発の特急京急久里浜行で帰還。 今回もおおむね好天に恵まれふだんできないいろいろな体験ができた。 来年以降も継続できるよう財政面と健康管理をしっかりしたい。
今日のレンタカーの走行距離:190km。
今日の宿:横浜の自宅
今日のスタンプラリー:宇津簡易、興部、沙留、紋別北浜、紋別、紋別本町、小向、中湧別の各局
この記事が役に立った/おもしろいと思ったら、ワンクリックで応援お願いします
投稿者 onsenfan : 00:00 | トラックバック
2003年06月22日
興部遠征(2)〜搾乳体験 |
昨夜は夕食後早々に寝入ってしまったようだ。5分寝るつもりだったが、10時間以上寝てしまったようだ。参ったな。
8:00朝食。食パンと搾りたて(低温殺菌処理だけしている)の牛乳と自家製ヨーグルト、バターなど。 ふだんあまり牛乳を飲まないが、この牛乳は史上最高にうまい。 2人で約1リットルサーブされたが、飲み干してしまった。もうほかの牛乳は飲めないかもしれない。 体質のせいか、飲んだ後は数日お腹の調子が不調気味だった。 食後のコーヒーはインスタントっぽい味だった。
食後キャンピング仕様のハイエースが入ってきた。北海道旅行中の老夫婦だった。車内を改造し、セミダブルベッドなどを積み道の駅で夜を明かしているという。旅行はこの道30年という大ベテランだった。時間に余裕があればこのようなスタイルの旅もしてみたいがそれは叶わぬ夢であろう。
牛舎を見学。乳牛(ホルスタイン)は思ったよりも大きい。ちょっとおっかなびっくりであった。
ご主人の勧めにより農場所有の牧草地を散歩。朝は曇りだったが徐々に青空がのぞいてきた。 牧草地は広く広く、幅2kmもあるという。 刈取りも大変そうである。
散歩ついでに旧名寄本線宇津駅跡まで足を延ばす。同線は平成元年4月に廃止、バス転換された。本線と名のつく線区で唯一の廃止路線である。 宇津駅は廃止早々に駅舎が取り壊されたそうだ。 駅と思われる現地はホームらしき場所が少し盛り上がっている程度で、草花が育ち、駅の雰囲気は全くない。 寂しい限りである。 後で伺ったご主人の話によると木材の搬出拠点として栄えていたという。 廃止になったことがとても残念そうだった。
午後からドライブ。昨日話題にあがった町営牧場を視察。若い乳牛が放牧されている。車を止めて歩いて行くと我々の方へ次々と近づいてくる。多くの牛が寝そべっていたのに今や総立ちである。 後で伺った話では人がくると近づいてくるという。なかなか人懐こい牛である。
昨日も行ったおこっぺアイスを再訪問。今日は宿で入手した割引クーポンで\200で購入することができた。快晴のもと食べるソフトクリームはうまかったが、さすがに外気は寒く(推定16度)、ズドンときそうになった。
道の駅スタンプラリーのため雄武へ行ってみる。 かつては興浜南線の終着駅だったがここも駅の跡は確認できなかった。道の駅が旧雄武駅と思われるが資料などは一切なし。
オホーツク海岸沿いを軽くドライブして雄武町内の日ノ出岬へ行った。ガラス張りの岬の展望台からはオホーツク海が一望できる。流氷の季節にもよさそうだ。
近くにあるホテル日の出岬に日帰り入浴(\500)。天然温泉だが実はあまり期待していなかった。最近建てられた施設の多くは循環式だからだ。 ここの評価は30点。浴室に入ったとたん、「ここはプールか?」と思うほどの塩素臭で歓迎を受けた。お湯は予想どおり循環式。 薬湯(ハーブ)と温度の異なる2つの浴槽、サウナがある。洗い場は個々の側面に壁があるセパレートタイプ。固形石鹸は残念ながらなかった。ガラスの向こうにオホーツク海が広がり展望はかなりよい。
露天風呂は内湯よりも温泉成分が濃そうだ。掛け流し風だが未確認。内湯と同様にオホーツク海が眺められるが外との敷居がすりガラス状になっており、内湯より視界が悪い。
北海道だから仕方がないが、脱衣室、休憩所は禁煙ではなくこれもマイナス要因。 ポイントカードを発行してリピーターを呼び込もうとしているようだが果たせるかな。
宿に帰還後、貸与された作業着に着替え16:30から搾乳体験。及び腰のおっかなびっくりで搾ってみる。意外と搾ることができた。 牛さんの乳は思ったより温かかった。体温は38度くらいという。 その後仔牛へのミルクやりも体験してみる。 わしは牡牛(24日で売却されるという)を担当したが、意外にも強力で、バケツを押し倒してしまいそうになること数知れず。 まだえさの食べ方を知らないそうだ。
冷や汗多数の貴重な体験をさせていただいた後のめしはうまかった。 今日は結婚記念日と申し上げたらオーナー様よりプレゼントをいただいた。感謝します。
わしらが食事を終えた後も牛舎には電気が灯され、スタッフが活発に動いていた。今時分がピーク期の前半という。 明かりは21時ころまで消えることはなかった。 きつい労働だが、各地から若い子、特に女性が就労志願してくるという。
そんなかんなで今夜も携帯圏外の平和で静かな夜が更けていくのだった。
今日のレンタカーの走行距離:60km
今日の夕食:鮭のちゃんちゃん焼きほか。
今日の宿:今日もファームイン冨田
この記事が役に立った/おもしろいと思ったら、ワンクリックで応援お願いします
投稿者 onsenfan : 00:00 | トラックバック
2003年06月21日
興部遠征(1)〜雨中のドライブ |
今日から興部遠征。 恒例の結婚記念日旅行である。 3時間睡眠で6:03出発。例の通り京急直通特急で6:48羽田空港着。JASスーパーシートカウンタでチェックイン。
今回持っているチケットはJAS185便(13:35発)だが、2便早いJAS181便に変更した次第。 しかし今日はバーゲンフェア期間中の土曜日と言うこともあるのかJAS181便は満席。だが取消待ちをかけてもらう。早めに空港へ来たせいか、取消待ち番号は1番だった。ほぼ当確である。ちなみにわしはFLYONの1番、妻は一般の1番だった。このとき、係員の言われるままに荷物を預けておいた(これが騒乱を生む)。
呼び出し時刻(7:45)までサクララウンジ(旧JASレインボーラウンジ)でくつろぐ。 7:45、取消待ちカウンタへ行く。受付が始まったので搭乗券と整理券を差し出すと、「荷物を預けた場合はキャンセル待ちはできない。JAS185に乗ってくれ」と不可解なことを言って門前払いしようとする。
チェックインの際に取消待ちの手続きの後、荷物を預けたのだ。それもこちらが預かってくれと頼んだわけではなく、(取消待ち手続き後に)「お預けの荷物はありますか?」と聞かれたので預けたのだ。 それなのにこの対応は何事だ!と筋の通った反論をしたところ、結果的に荷物を移動してくれて事なきを得た。勝因は荷物がDOORSIDE扱いだったこともあろうが、この時間でJAS185便にチェックインする輩はいなかったのではないかと推理する。 ともあれ希望便で女満別へ飛べることになり安堵。あとは荷物が無事出てくるだろうか少々心配であった。
荷物移動のせいかはわからないが、わしらが搭乗後、さらに50余名の搭乗があり、定刻より25分遅れて8:30出発。8:41離陸。JAS181便。機材はA300。席は10E。中央4人席の中2席である。キャンセル待ちで乗ったので悪席でも文句は言えずガマン。
30分遅れて10:15女満別空港(MMB)着。荷物は1番目に出てきた。DOORSIDE扱いなので当然かもしれないが、チェックイン時の不祥事の償いと汲み取ることにする。 レンタカーを借りて出発。割り当てられた車は煙草くさくて素直に苦情を申し出たら幸運にも別の車に交換してもらえた。北海道は喫煙率が高いので当たり前と思っているかもしれないが、わしらのような顧客がいることも是非認識していただきたいものである。
まずは網走方面へ。 しかし不覚にも道をロストし、藻琴駅前に出てしまった。参ったな。 しかし不幸中の幸いで、なかなか渋くてよさげなラーメン屋「楽愛麺屋」に半ば偶然たどり着いた。 ご主人がJAZZプレイヤという異色の店舗。味は魚系のだしで結構いける。わしは塩チャーシューメン(\800)をオーダ。 塩ラーメンだがしょうゆラーメンのような汁の色だ。 結構いける! わしと思想が同じのようなので今後も応援したい。
ところでこちらは雨である。しかも気温も12〜14度と肌寒い。道の駅スタンプラリーを中心にドライブ。 おこっぺアイスでソフトクリーム(\250)を買い、車内で食べる。とてもおいしい。
17:00興部町宇津にある宿へ到着。農場で生産された乳製品をふんだんに使ったチーズたっぷりのスイスの郷土料理「ラクレット」をいただく。これほどまでにおいしいチーズはなかなか味わえない。感謝します。
今日の宿:ファームイン冨田 興部町に近年オープンした農場が経営するプチペンション。家族経営でアットホームな雰囲気。
今回のレンタカー: 三菱ミラージュ4WD。例の通りクーコムで手配。新型COLTを借りたかったがあいにく満車だった。3日間で約\12000(免責料込み、税別)。スティック型シフトレバーになかなか慣れなかった。
今日のレンタカーの走行距離:約220km