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2005年11月30日

【列車】特急「白鳥」

気の向くまま、思い出の列車を登場させていきます。始めは大阪と青森の間を走った特急白鳥号です。2001年3月2日を最後に廃止されました。いつも眺めるだけで結局一度も乗ることがなかった電車特急です。

国鉄時代の白鳥号 白鳥485系A02編成金沢寄り先頭車

写真左側は国鉄時代の白鳥号です。右側は廃止間近な頃のA02編成。いずれも非ボンネット型です。特急白鳥はボンネット型でなければという方が結構多いように思いますが、本来はこの型(月光型のタイプ)で走っていたと思います。両画像とも京都駅にて撮影。

白鳥485系A02編成大阪寄り先頭車 白鳥485系A04編成金沢寄り先頭車

写真左側はA02編成大阪側の先頭車で、貫通式扉がついています(撮影:山科駅)。右側はA04編成で、運転最終日に「さよなら」ヘッドマークを取り付けたボンネット車です(撮影:京都駅)。

白鳥485系A05編成大阪寄り先頭車 白鳥485系A07編成金沢寄り先頭車

左側はA05編成です。北陸と関西を往復する間に巻き上げた雪が解けきらないままボディにくっついています。右側はA07編成です。いずれもスカート部の大きい切り欠きが特徴です。共に撮影は京都駅です。

白鳥485系A09編成金沢寄り先頭車

このA09編成は白鳥号に用いられているボンネット型の車で、一番原型のボンネット車に近いのではないかと言われていました。確かにそんな感じもしますね。以下に不鮮明ながら国鉄時代の485系雷鳥号の画像をあげておきますので、比較してみてください。

国鉄時代の485系雷鳥号

赤いスカートにクリーム色の帯が入っていた頃の485系。1970年代中頃に向日町〜神足間で撮影しました。

投稿者 うえの : 20:21 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月29日

【滋賀】信楽高原鐵道でサンタ列車

そろそろ12月。早いもので一年がもうすぐ終わろうとしています。
毎年この時期に運転されるサンタ列車は小さな子供達が楽しみにしているジョイフルトレインですね。滋賀県では信楽高原鐵道(旧国鉄信楽線)がサンタ列車を12/3から運行します。午前中に2往復の運転がが予定されています。関連の報道記事を時系列に二本、抄録します。まず京都新聞オンライン版です。

サンタと一緒にXマス楽しもう
信楽高原鉄道、12月3日から列車運行

信楽高原鉄道は、年末恒例の「サンタ列車」を、12月3日から24日まで信楽駅−貴生川駅間で運行する。
1998年から続けており、列車内をモールやリースで飾り付け、クリスマスソングを流す。サンタ役は昨年に続いて滋賀大教育学部の学生が務め、一緒に歌を歌うなど楽しい企画を準備している。往復乗車した子どもにはプレゼントもある。
期間中、信楽駅午前10時21分、11時21分発と、貴生川駅午前10時50分、11時50分発の計4便を運行する。保育園や幼稚園など、団体で乗車する場合は予約が必要。(後略)

続いて中日新聞オンライン版です。

「サンタ列車」3日から運行
信楽高原鉄道

信楽高原鉄道のサンタ列車が、12月3日から運行開始する。モールやリースで飾り付けをした専用車両にクリスマスソングを流し、サンタクロース姿の滋賀大教育学部の学生らボランティアが、子どもに無料でプレゼントを手渡す。
(略)
プレゼントは、原則として信楽−貴生川を往復乗車した子どもに渡す。
(略)
問い合わせは、同鉄道=電0748(82)3391=へ。 (野條 茂)

その他、兵庫県の北条鉄道(旧国鉄北条線)でもサンタ列車が走る予定です。詳しくは▼サンタ列車申し込みの受付及びボランティアサンタの募集をご覧下さい。
こうした催しはさほど混雑しないローカル私鉄ならではのものですね。季節によってビール列車や鍋列車などもあったりして、開催のニュースを聞くだけでも楽しくなってきます。

投稿者 うえの : 19:34 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月28日

【国鉄】湘南色の電車

昨日のエントリーで湘南色に関する内容を書きました。その湘南色とは具体的にどんな色でどんな電車に使われていた(いる)のか。手元に残っている写真を元に湘南色で活躍する主な形式をご紹介します。

クハ86

湘南電車に使われた色だから湘南色とは大変分かりやすい話ですが、その湘南電車とは昭和25年に登場したこのクハ86を先頭車とする80系電車が原型です。写真の先頭車は大阪の交通科学博物館に保存されている正面3枚窓の初期型ですが、後に2枚窓のデザインとなり、それ以降各社の電車デザインに深い影響を与えました。

113系700番台

東京口では引退となる113系。その寒冷地仕様である700番台です。車内保温のため扉が手で開け閉めできる半自動の装置がついています。
京都駅にて。

サロ110−1270

関西圏にはない113系のグリーン車。ちょっと古風な雰囲気がいい味を出しています。
大船駅にて。

115系

115系電車。勾配線区で効率よく走らせるため抑速ブレーキがついています。

155系

修学旅行用として作られた電車で、「ひので」や「きぼう」の名で学生を乗せて東海道を走りました。始めは赤と黄の鮮やかな色でしたが、修学旅行の任務を外れてのちに湘南色に改められました。車両のおでこがやや角張っているのが外観上の特徴です。

165系

165系は前身の153系と同様、直流区間の急行電車として広く使われました。東海道本線でも急行「東海」として1996年まで走っていました。

荷物電車

荷物電車。型式はクモニ83だと思います。トラック輸送が今ほど盛んではなかった頃、荷物や郵便は鉄道で頻繁に運んでいたものです。荷物電車だけで走ることもあれば、定期旅客電車の頭にくっついて業務に就いていたこともありました。
神足(現・長岡京)駅にて。

こうしてみれば、湘南色というのは国鉄直流区間ではごく当たり前に見られた「直流色」とでも言うべき普遍的な色だったのですね。
古い写真ばかりで色が変ですがお楽しみいただけましたでしょうか。こうして並べてみると旧型電車も個性ある面白い乗り物だと思います。

投稿者 うえの : 20:38 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月27日

【東京】113系が来春引退

113系という近郊型電車が東京発着の東海道本線から引退します。直流区間であれば全国どこでも見られたほどの主力車両でしたが、寄る年波には勝てないようです。来年の3月をもって姿を消すとのことですので、写真を撮るなら今のうちですね。
初期の113系は車体幅は3m近くあるのにシートが狭くてあまり乗りたくなかった車ですが、後に居住性が見直されてからはちょっとした距離を乗っても疲れにくくなりました。関西圏ではまだ湘南色の113系や仲間の115系が走っています。これからもしばらくは使われるでしょう。引退の心配は薄い一方で座席などのリニューアルにあわせて車体色が変更された編成が増えています。湘南色が「かぼちゃ」電車と呼ばれるのに対して塗色変更編成は「カフェオレ」と俗称されていたりします。一言言わせていただくならこれは陰気で汚らしい車体色です。まともな色彩デザイナーがいないのか、色を採用するにあたって決定を下す人間の感覚が変なのか。いずれにせよどうせ改めるなら乗りたくなるような塗色にして欲しいものです。
では、新聞社による報道を2本、時系列で抄録しておきます。まず、21日付けのカナロコ(神奈川新聞)から。

☆ミカン色の「湘南電車」が来春にも引退へ☆

湘南電車」と呼ばれ半世紀以上、東海道線を走り続けたミカン色の電車が来春にも引退する。相模湾に沿った早川−根府川駅間の山肌はミカンが実り、旧型車両との”色の競演”が見られるのは今年が最後だ。
(以下略)

25日付けの毎日新聞オンライン版から。

展示会:引退予定の車両、JRが展示 国府津で500人が参加 /神奈川

JR東日本国府津車両センターで23日、東京駅発着の東海道線から06年3月に姿を消す「湘南電車」などの列車の展示会があった。快晴の空の下、鉄道ファンや家族連れはカメラの放列を作り、運転台見学を楽しんだ。
展示会には約3000人が殺到、抽選で選ばれた500人が国府津駅に集合。次世代の主力電車、E231系の特別列車に乗って同センターに運ばれた。
同センターには、緑とオレンジの「湘南電車」と呼ばれる113系、国鉄末期に登場したステンレス製の211系、オール2階建て編成の215系などJR東日本を代表する近郊型電車5形式がそろい踏み。撮影会のほか、車両メカニズムの解説も行われた。
(後略)
【大西康裕、広瀬登】
11月25日朝刊
(毎日新聞) − 11月25日16時31分更新

投稿者 うえの : 11:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月26日

【岐阜】名鉄岐阜市内線・揖斐線忠節駅時刻表

先日、要らないものを整理していたら名鉄岐阜市内線・揖斐線忠節駅の発車時刻表が出てきました。
これといって史料価値があるものでもないでしょうけれど、画像化して登録しておきます。何か必要がある方のお役に立てれば幸いです。
1999年(平成11年)5月10日改正のダイヤです。

忠節駅平日ダイヤ
平日ダイヤです。

忠節駅休日ダイヤ
休日ダイヤです。

岐阜市内線
在りし日の岐阜市内線。新岐阜駅前付近にて。

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2005年11月25日

【長野】コーラス列車/小海線全線開通70周年

小海線といえば、当ブログにて先日ハイブリッド気動車が運行される話題をお伝えしましたが、来週の29日は全線開通70周年を祝ってコーラス列車が運転されるのだそうです。小諸から小淵沢を往復運転して、時間はたっぷり5時間余りだそうな。歌声を聞きながら美味しいワインやビールも楽しめれば最高ですね。
毎日新聞の記事から抄録。

コーラス列車:小海線全線開通70周年を記念、小諸発〜小淵沢往復−−29日 /長野

◇全31駅紹介曲など24曲を合唱
小海線(小諸駅—山梨県・小淵沢駅)全線開通70周年を記念してJR東日本は29日に、開通日に合わせ午前11時29分小諸駅発—小淵沢駅往復の「コーラス列車」を運行する。歌われるのは全31駅を紹介した「小海線に歌う」など計24曲。5時間余の高原列車の旅を合唱とともに楽しむ。
コーラス列車は貸し切り2両編成で、それぞれに指揮者、キーボードの伴奏が付き、一般参加者のほか佐久市内の「童謡唱歌を歌う会」や合唱グループも参加して歌の旅を盛り上げる。選曲は同市岩村田の楜沢(くるみさわ)仁さんが担当。「汽車ポッポ」「線路は続くよどこまでも」など鉄道に関係した唱歌、「高原列車はゆく」「千曲川」、南牧村出身の、いではくさん作詞の「北国の春」や「牧場の朝」など沿線の風景にマッチした曲を歌いつなぐ。
小諸駅で出発式を行い、コーラスを指揮する佐久市根々井の合唱講師、武井宣子さんが「1日駅長」になる。参加費は小諸駅発着で、大人5000円(昼食、記念入場券など含む)。問い合わせ、申し込みは「びゅうぷらざ中込」(電話0267・62・0203)へ。
11月25日朝刊
(毎日新聞) − 11月25日16時46分更新

投稿者 うえの : 23:03 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月21日

【京都】陸軍専用鉄道の鉄橋跡を残せ

何らかの理由で廃止となった鉄道の軌道跡を探訪する人が結構いらっしゃいます。故・宮脇俊三氏など鉄道が中心の紀行作家の中にはこうした「廃線跡」を巡る本を書いている人も多いです。
通常、廃線跡というと赤字がかさんで廃止となってしまった国鉄のローカル線や中小私鉄の路線が思い浮かびますが、今日付け(11/21)の京都新聞オンライン版にはちょっと珍しい廃線跡(正確には遺構ですが)の話題が掲載されています。それは軍用線の廃線跡でちょっと危機的状況にあるようです。
以下に抄録しますので、それがどのような廃線跡かご覧になってみて下さい。

鉄橋跡をできるだけ現地保存で
市民団体が精華町に要望書提出

京都府精華町の菱田−下狛間にかかる旧陸軍専用鉄道の鉄橋跡を「できるだけ現地保存してほしい」と、市民団体「戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会」などが21日、同町に要望書を提出した。鉄橋下を流れる煤谷(すすたに)川の河川改修工事に伴い、撤去の可能性が高いためで、同会は「郷土の歴史を認識してもらえる貴重な資料」としている。
この鉄道は、現在の片町線から同町西部に広がる旧陸軍の祝園(ほうその)弾薬庫(現在の陸上自衛隊祝園弾薬支処)への引き込み線で、1940年に完成。鉄道で運ばれた火薬は弾薬庫で弾筒に詰められたり、できあがった弾薬が戦地に送られた。
鉄道の名残として残る鉄橋跡は長さ約16メートル、幅1メートル。上部には数本の枕木が残っている。英国製とみられる橋げたには「明治43年12月製造」との銘板が残り、別の場所で使われていたものが移設された、とされる。
同会の足立恭子代表らメンバー5人はこの日、現地で鉄橋跡を視察後、町役場で青木透総務部長に要望書を手渡した。
河川改修工事はの事業で、同会は22日にも府教委に保存の要望書を提出する予定。

投稿者 うえの : 22:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月20日

【京都】福知山駅の名物おばちゃん引退

汽車の乗り場から駅弁売りが消え、長く続いた売店も消えていく。後には無機的な24時間営業の自動販売機が残るだけなのでしょうか。自販機だと人件費がかからず労使間の人間関係にも苦しまずに済んで合理的ではあるのでしょうが、旅の道中で人の手によって食べ物や飲み物を受け渡しすることって、ちょっと大事なことだと思うんです。
京都新聞オンライン版の記事を眺めていると、またひとつ寂しい話題が載っていました。福知山駅には何度も乗り降りしている割に食べた記憶がないので偉そうな面は出来ないのですが、以下に抄録します。

駅の味売り 半世紀
JR福知山駅の名物おばちゃん、引退

JR福知山駅構内で半世紀以上にわたり、名物「鬼そば」や駅弁を販売してきた女性が、26日の新駅高架開業に伴う店舗の閉鎖とともに引退する。木造の旧駅舎時代から駅内を売り歩き、構内のそば屋に移った後も、気さくな人柄と笑顔に、通勤客や観光客が立ち寄った。女性は「この味に親しんでくれた人たちに、最後にもう一度食べてほしい」と話す。
女性は京都府福知山市岡ノ上町の川戸光枝さん(71)。1952年、18歳で駅の売り子に。首からつり下げた箱に弁当を積んで駅を歩いた。「最初は声を出すのが恥ずかしくてホームの端に立ったままだった」という。(略)
60年代半ば、立ち売り仲間も姿を消し、2番ホームにあったそば屋を1人で切り盛りした。83年からは構内の新しいそば屋に移った。地元の大江山にあやかった「鬼そば」は、昆布をふんだんに使うだしと素朴な味で評判に。60歳で定年、夫と老後を楽しもうとした矢先、先立たれた。半年後、再び駅に戻った。
(略)駅の外からも常連がやって来る。病院帰りのお年寄りやタクシー運転手、駅で働く人々が声をかけ、そばを食べていく。「あの味が忘れられない」と来る観光客もいる。
そば店は新駅のテナントに入らず、閉店が決まった。川戸さんは11月25日の営業を最後に半世紀の駅人生に幕を下ろす。閉店を聞き、懐かしい味を惜しむ客が次々と訪れている。「お客さんとのふれあいが財産。寂しくなります」と川戸さんは話す。

■この話題に関連した記事
▼西日本旅客鉄道福知山支社
▼両丹日日新聞『愛されて半世紀 駅のそば屋さん高架開業で閉店 販売員の川戸さんも引退』
▼両丹日日新聞『JR福知山駅高架開業でイベント 市が見学や記念乗車など』
▼両丹日日新聞『JR高架開業と商業活性化 起死回生のチャンスとの期待 既存商店街には不安の声も』

投稿者 うえの : 11:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月19日

【東京】湘南新宿ラインの謎

列車の運賃体系は、はっきり言ってよく分からないものです。旅客鉄道各社の場合、国鉄から民営化されて以降、自由に運賃や料金を決めていますので違う会社の線区に乗るといつも乗車している線区のそれとはちょっと違っている場合があります。もっとも国鉄の頃でも運賃を他線区や競合他社と調整するために営業キロ数を割増したり、あるいは逆に減らしたりして目に見えない「違った運賃」を徴収していました。
今の「見える」運賃体系を大まかに二つに分けると「幹線」と「地方交通線」となりますが、既成の営業路線を走らない定期列車が増えてくるとわずか20円をめぐって以下の新聞記事みたいな現象が起こってきます。貨物線を走る列車の存在です。「旅客路線ではない」区間を旅客列車が走る場合、運賃はどういう考え方で徴収するのでしょうか。
関西の定期列車では空港特急「はるか」がちょっと「複雑に」貨物線を通りますが、果たして「はるか」の運賃体系はいかに。興味のある方は調べてみて下さい。
毎日新聞オンライン版の記事を抄録してみましょう。

湘南新宿ライン:20円高い「幽霊線路」の訳

神奈川県の小田原などから山手線を経由して埼玉県の大宮駅などを結ぶJR東日本の「湘南新宿ライン」で、品川区内の西大井−大崎間は、運転距離が運賃130円なのに150円に設定されている。同ラインが両駅間の貨物線を走るのに、品川駅経由の旅客線の距離で計算しているためだ。時刻表の路線図にも掲載されていない「幽霊線路」となっている。
(中略)ラインが走る西大井−大崎間の貨物線を経由した距離は約2キロ。運賃は130円(営業キロが1〜3キロ)の範囲内にある。しかし、実際の運賃は横須賀線の西大井駅と山手線の大崎駅を品川駅経由で結ぶ5.6キロとして、150円(同4〜6キロ)となっている。
ラインが走る線路は1934年に、品川を経由するロスを少なくするため貨物用の短絡線として整備された。JRは「貨物線なので、旅客運賃としては品川経由で計算している。今のところ、運賃を変更する予定はない」としている。【曽田拓】
毎日新聞 2005年11月19日 15時00分

余禄:日本で一番需要がある鉄道路線の一つ、東海道・山陽新幹線の運賃も実は目に見えない「割増」路線の仲間です。東海道区間だけを考えても、新幹線は東京−新大阪間の実キロ数は約516km(運賃は7980円)。並行して走る在来線の同じ区間は553km(運賃は8510円)です。米原−岐阜羽島−名古屋の区間のように一部別線とする場合もありますが、在来線も新幹線も並行して走る以上は各駅相互間は「同じ」運賃で計算されてしまいます。他に在来線と新幹線が並行して走る東北や上越、九州の各新幹線も運賃算出の考え方は東海道・山陽区間と同様です。

投稿者 うえの : 22:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月18日

【京都】福知山でラッセル車試運転

京都もすっかり寒くなりました。遅れている紅葉も一気に色付きが進みそうです。
寒い地方からはすでにラッセル車の話題が届いていますが、京都でも比較的雪が多く降る福知山の方で試運転が行なわれました。
京都新聞がこのニュースを伝えています。オンライン版の記事から抄録です。

雪シーズンに向け発進
JR西・福知山 ラッセル車を試運転

JR西日本福知山支社は18日早朝、京都府福知山市半田の福知山運転所電車センターでラッセル車の試運転を行った。この日、同市内の最低気温は2.3度で、この冬一番の冷え込み。
先端部に除雪するウイングを取り付けたディーゼル機関車は、全長約30メートル。積雪が30センチを超えると、時速約30キロで、左右に雪をはねのけて走行する。昨冬は同支社管内で2回、出動した。
午前6時半、運転士と保線係員が、複線両頭式ラッセル車のウイングの角度を変えるなどして点検。山陰線を豊岡に向けて発進した。

【複線両頭式】・・・機関車の前部と後部(=両頭)に除雪設備を持ち、複線の軌道で雪を取り除く方式。

投稿者 うえの : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月17日

【西日本】J−WESTカード

JR-WEST Card西日本旅客鉄道が新しいクレジットカードを発行します。以前、関連会社のJR−WESTカードというのがあってわしも持っていた(VISA)のですが、いつしか廃止となって三井住友VISAカードに移行となりました。
今のところ新幹線や特急列車にそれほど乗る立場ではないのでこうしたカードは不要ですが、乗る機会が多い人には料金が割引になったりポイントがつくなどするためお得なのかも知れません。
しかし、こうした「お得」なことがクレジットカード利用が前提になるというのはちょっとどうかと思います。審査が必要な手間もさることながら、クレジットカードが欲しくない人もいるでしょう。クレジットカードに頼らず誰でもが利用可能な制度が作れないものでしょうか。作れるけれど下々の者には分からない、あるいは分からなくてよい複雑な事情があるのでしょう(笑)。
日刊工業新聞オンライン版からこのニュースを抄録します。

JR西日本、ネット予約できるクレジットカードを発行

JR西日本は16日、インターネットによる列車予約特典などを盛り込んだ「J—WESTカード」を、06年2月1日に発行すると発表した。JCBUFJニコスとの業務提携で実施する。
カードは06年夏にサービスを始める予定で、東海道・山陽新幹線全線の予約サービス機能を持つ「エクスプレス」と、同機能のない「ベーシック」の2種類。会員は山陽新幹線やJR西日本管内の主要特急列車の予約がパソコン・携帯電話で行える。また手数料なしで何回でも予約変更できる。
会員にはICOCA(イコカ)の新タイプ「SMART ICOCA(スマート イコカ)」も同日に発行。現金を使わなくてもイコカにチャージできる。さらにポイントサービスを活用、利用合計ポイントに応じて「スマート イコカ」のチャージなどに還元できるサービスも展開していく。

投稿者 うえの : 15:29 | コメント (2) | トラックバック

【お知らせ】URL変更について

鯖を変更したと当局からの通知がありました。
よりまして若干当ブログのURLが変更となります。
旧URL: http://blog.odorokutamegoro.com:8080/yebisu/
新URL: http://blog.odorokutamegoro.com/yebisu/
ブックマークなさっている方にはお手数ですが上記のとおり変更して頂けますようよろしく御願い申し上げます。

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2005年11月16日

【長崎】路面電車90周年

長崎の路面電車が90周年を迎えました。路面電車が見直されようとしている昨今なのに、なぜかあまり話題にならなかった感じがします。
しみったれた世の中にあって、運賃は長らく100円均一のままです。よくぞこの値段で頑張っています。わしが住んでいる京都など、地下鉄の初乗りが200円。しばらくすると10円〜20円の値上げが実施されることになっていて、埼玉高速鉄道と並び日本一高い運賃の地下鉄となる予定です。観光でお越しになる方は回るところの計画をしっかり立ててその範囲で使える割引乗車券を調べておくことですね。
長年、値上げをせずに走らせる努力は並大抵ではないと思います。長崎電気軌道さんにはこれからもしっかり走り続けて頂きたいものです。毎日新聞から抄録します。

路面電車:きょう90周年−−長崎 /長崎

長崎市で路面電車が走り始めて、16日で90年。電車を運行する長崎電気軌道は90周年を記念して同日から、同市川口町の長崎西洋館で「90周年電車展」を開く。20日まで。また、20日は同市の浦上車庫で恒例の「路面電車まつり」を開催する。
同社は1915年11月16日、路面電車の運行を開始した。電車展では年代別に路面電車が走る風景写真約50点を展示。ミニチュアの模型電車も走らせる。一方、路面電車まつりでは、電車の操作体験や本物の車体を使ったお絵描き体験も。絵が描かれた車体は後日、実際に市内を運行する。
(後略)【長澤潤一郎】
11月16日朝刊
(毎日新聞) − 11月16日17時40分更新

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【青森】津軽鉄道のストーブ列車

津軽鉄道のストーブ列車。わしにとってはまだ写真でしか見たことがない列車です。
毎年『運行が始まりました』という便りを聞くたびに本格的に冬になったのだなと思います。乗ってもいないのにそう思えるのであれば、乗ればもっと思えるものかしら。
今時、大変珍しいのんびりした雰囲気が味わえそうな列車です。ぜひとも乗りたいです。
このニュースを共同通信がさっそく伝えています。オンライン版から抄録します。

ストーブ列車が運行開始

青森県津軽地方を縦断する津軽鉄道冬の風物詩「ストーブ列車」が16日、運行を始める。午前11時35分に2両編成の一番列車が津軽五所川原駅を出発。1両に2台ずつ備えられた石炭ストーブで暖まった車内では、乗客にするめやしじみ汁などが特別に振る舞われる。
[共同通信社:2005年11月16日 08時30分]

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2005年11月15日

【滋賀】湖岸の落日

琵琶湖の日暮れ@彦根今日は久しぶりに車で琵琶湖を一周してきました。
ルート:自宅〜宇治川ライン〜瀬田の唐橋経由湖岸〜皇子山バイパス〜湖西道路〜志賀バイパス〜国道161号線〜奥琵琶湖パークウェイ〜国道303号線〜国道8号線〜さざなみ街道〜国道1号線〜自宅。約270kmの行程でした。
画像は米原−彦根間の湖岸道路を走っている時に撮影したものです(厳密には信号待ちの時ですが)。広がる雲の下に太陽光線が当たって不思議な光景となりました。
今日の一枚でした。

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2005年11月14日

【京都】奈良線石垣踏切で遮断機が動作不良

車に乗っていると踏切での一旦停止はかなり面倒くさいものです。世界的に見てもここまで厳密に一旦停止させているのは日本くらいだ。こんな交通法規は廃止しても支障はなかろう。一旦停止しないことによって交通の流れもよくなる。
そんな意見もよく耳にします。が、以下のような事件を目にすると一旦停止の廃止云々ではなく、踏み切りそのものを出来るだけ少なくする=出来れば無くす=ことを考えるべきだと真剣に思わざるを得ません。遮断機が下りないまま電車が通過する事例は少なからずあり、実際に事故も起きています。列車を相手に衝突すればたとえダンプカーといえどもあっけなく跳ね飛ばされてお陀仏です。
車を運転する際には、特に見通しが悪い踏み切りでは一旦停止するのみならず左右をよく見て通過したいものです。
以下、時事通信の記事から抄録します。

遮断機下りず、電車が通過=ケーブル絶縁不良が原因−JR西日本

JR西日本は14日、京都府井手町のJR奈良線玉水〜棚倉間の石垣踏切で、12日にケーブルの絶縁不良が原因で遮断機が下りないまま、電車2本が通常のスピードで通過していたと発表した。通行人のけがなどはなかった。
絶縁材として使う樹脂の代わりに絶縁テープで済ませていたのが原因。(後略)
(時事通信) − 11月14日13時0分更新

JR西日本の発表
▼ 奈良線石垣踏切の遮断機動作不良について

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2005年11月13日

【京阪】8000系義経号

京阪特急「義経」

日本放送協会のドラマ『義経』に合わせて京阪8000系にラッピングを施した編成があります。これはそのうちの「義経」です。ほかに「弁慶」と「静」の2編成が活躍中。「義経」のほうは11/16をもって運転終了だそうです。撮影はお早めに。「弁慶」と「静」は12月中旬までの運転です。

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2005年11月12日

【京阪】ひらかた大菊人形のヘッドマーク

ひらかた大菊人形ヘッドマーク@1552

100年近く続いたひらかた大菊人形が今年をもって終了します。後継者不足や入場者数の減少などが理由です。枚方市も支援に取り組んでいたようですが、残念ながら12/4を最後に見納めとなります。今年のテーマは義経です。
京阪電車に取り付けられる菊人形のヘッドマークも今年が最後ですね。記念に一枚収めてきました。さりげなくフィナーレと書かれているところが泣かせます。

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2005年11月11日

【関西】来年1月、イコカとピタパが相互利用可能に

来年早々、西日本旅客鉄道ICOCA京阪阪急などが導入しているPiTaPaとが互いに使えるようになるそうです。
とはいっても、全ての機能が相互に使える訳ではなく、今の時点では『どちらのカードでも列車に乗れます』という程度です。決済に関して、PiTaPaは後払いでOKなのに対して予め一定の金額を入れておかなくてはならないICOCAとでは大きい違いがあるため慣れないうちは戸惑う人も出てくるでしょう。
いずれは東日本のSuicaを含めたこれら3つのICカードが相互に使えるようにするらしいです。便利になりそうな反面、使い方が複雑になりそうな気もしますね。カードの性格を全国的に使えるように変えていくのと、互換性の面で不便ではあっても地域ごとの特性に合わせたカードとして発展させていくのとでは、どちらが利用者にとって有難いでしょうか。
共同通信がこのニュースを伝えています。以下に抄録しておきます。

来年1月に相互利用を開始 近畿圏のイコカとピタパ

JR西日本と「スルッとKANSAI協議会」は10日、JR西ICOCA」と阪急電鉄など関西私鉄の「PiTaPa」の2つのIC内蔵カードの相互利用を来年1月21日から始める、と発表した。
これにより1枚のICカードでJR西の近畿圏の路線、阪急のほか能勢電鉄京阪電気鉄道に乗車できるようになる。
イコカが料金先払いなのに対し、ピタパは料金が翌々月に口座から引き落とされるため、ピタパJR西に乗る場合は券売機などでカードに入金することが必要だ。イコカで私鉄を利用する場合は、カードから運賃が差し引かれる。
ただ、飲食や買い物の支払いについては相互利用はできない。
(共同通信) − 11月10日17時27分更新

■各社の発表
「PiTaPa」・「ICOCA」の相互利用を実施します(PDF)
「ICOCA」「PiTaPa」の相互利用を実施します(西日本旅客鉄道)

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ICOCA@Wikipedia
PiTaPa@Wikipedia
Suica@Wikipedia

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2005年11月10日

【東京】東急に玉電カラー復活

東急世田谷線
昔の色が復活したというと国鉄車両というのが相場ですが、私鉄でも記念として旧塗装で走らせる場合はいくらだってあります。東急ではこの8日から世田谷線で玉電カラーを復活させているそうです。毎日新聞オンライン版から抄録します。
※画像は本エントリーに出てくる車両とは関係ありません。

東急世田谷線:帰ってきた「玉電カラー」 三軒茶屋〜下高井戸、1日20往復 /東京

◇懐かしの緑とクリーム色
東急世田谷線に8日、東急が1969年まで運行した玉川線の緑色とクリーム色の「玉電カラー」をあしらった電車がお目見えした。「ペコちゃん」「いもむし」などの愛称で親しまれた玉川線200形車両の登場50周年を記念した塗装だ。住宅街が続く沿線に、昭和レトロ風の懐かしいムードを漂わせている。
200形車両は55年にデビューし、丸みを帯びた愛くるしい車体デザインが人気に。地面から床までの高さが59センチと現代の低床車両の先駆けとなるなど、技術的にも優れた車両だった。新玉川線(現田園都市線)が建設され、玉川線の渋谷—二子玉川園間の廃止とともに姿を消した。
「玉電カラー」にお色直しされたのは、世田谷線を走る300系車両10編成のうちの1編成。側面に東急電鉄のローマ字の略称「T.K.K」との表示を入れ、正面下部には200形車両の特徴で、線路上の障害物を取り除く「排障器」をかたどったステッカーを張り付けた。(後略)【木村健二】
毎日新聞 2005年11月9日

投稿者 うえの : 19:05 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月09日

【長野】世界初のハイブリッド列車/小海線

ハイブリッドという言葉を聞くと自動車のエンジンを思い浮かべる人が多いかもしれません。ガソリンや軽油で動かすエンジンと電気モーターとを組み合わせるなどして、排気ガスの量、燃料消費率を減らして環境へのダメージを少なくしようとするものです。
このハイブリッドの考え方を東日本旅客鉄道が列車に採用し、試運転を重ねた結果2007年度に長野県の高原線、小海線でハイブリッド列車を本格的に走らせることにしたようです。これまで電気を動力とするのは電車、ディーゼルエンジンで動くものは気動車とかディーゼル動車などと呼ばれてきましたが、ハイブリッド列車はどんな俗称が与えられるのでしょうか(試作段階ではNEトレインだそうです)。
以下、ヤフー配信分の共同通信社記事から抄録しました。

ハイブリッド列車初運行へ 07年に小海線、JR東日本

JR東日本は8日、環境に優しい低公害のハイブリッド列車を開発し、2007年から小海線(小淵沢−小諸)で世界初の営業運転を開始すると発表した。
同社は03年から2年かけて、八戸(青森)、釜石(岩手)、烏山(栃木)の各線などで試作車を走らせデータを集積し、実用性と省エネ効果を確認したという。
約5億7000万円を投入して3両編成を07年に完成させる。
ハイブリッド列車は、発車する際には屋根に設置した蓄電池の電力だけでモーターを回転させ、加速の際は、床下の発電機付きディーゼルエンジンと蓄電池を組み合わせてモーターを動かす仕組み。
(共同通信) − 11月8日19時43分更新

■東日本発表のプレスリリース
▼営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両の導入(PDF/40KB)

投稿者 うえの : 12:43 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月08日

【宮崎】高千穂鉄道:鉄橋は20億円規模

宮崎県を走るローカル線、高千穂鉄道が先の台風14号で不通となる被害を受けました。復旧にあたってどれだけの負担が必要なのかが取締役会で発表されたもようです。
元・国鉄日之影線→高千穂線から民営化後に第三セクター高千穂鉄道となり、もう20年近く前になりますが、早速乗りに行きました。水面からの高さが105mの、日本一高いとされる高千穂鉄橋は噂通りなかなかのものです。観光の際にはぜひ組み入れたいルートなので、金銭面で苦しいのはよく分かりますが出来るだけ早い復旧を望んでおります。
↓応援ブログも出来ているみたいですね。
▼ がんばれ! 高千穂鉄道!と沿線の町! さんのブログ。
では取締役会の概要を毎日新聞の記事(ヤフーへ配信)から抄録してみます。

高千穂鉄道:鉄橋は20億円規模 取締会で見積説明、県などに復旧支援要請へ /宮崎

台風14号災害で大きな被害を受け、全線不通になっている第三セクター高千穂鉄道(社長・黒木睦郎高千穂町長)の取締役会が7日、延岡市であり、復旧費の見積額の概要が示された。流された2本の鉄橋分だけで復旧費は20億円規模とみられ「会社だけでは財源を確保できない」と、厳しい見通しが示された。同鉄道は今後、県や沿線市町村に財政支援を要請する方針。
取締役会は非公開で開催。同鉄道によると、鉄道存続が可能かどうか判断するためにJR九州コンサルタンツ社に依頼していた見積書の内容が説明された。見積書は、11日の臨時株主総会で報告され、公表されるという。
関係者によると、全線復旧する場合、工事は約2年間かかるという。その間、被害が少なかった高千穂—日之影温泉間(12・5キロ)を部分運行するかどうかを、11日の総会直後の取締役会で提案する予定。(後略)
【甲斐喜雄】
11月8日朝刊
(毎日新聞) − 11月8日17時50分更新

投稿者 うえの : 19:08 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月07日

【岐阜】除雪車試運転(米原〜大垣)

今日は立冬。暦の上では冬本番・・・らしいですが、暖かい日が続いています。
それでも冬の準備は怠りなく進んでいて、新幹線にとっては冬の関所となる関ヶ原がある米原〜大垣間の在来線で除雪車の試運転がありました。
わしの田舎は岐阜県大垣市にあります。四半世紀前のことになりますが、冬に大垣へ行くと駅構内にはキ100という黒いラッセル車がいつも止まっていました。幼い頃の思い出です。

ヤフーニュース配信の共同通信社の記事から抄録。

東海道線で除雪車試運転 冬に備え、大垣−米原間

本格的な雪のシーズンの到来を間近に控え、JR東海は7日、線路の除雪を行うラッセル車の試運転を、東海道線の大垣駅と米原駅の間で行った。
出発を前に大垣駅構内では作業員らが各種機器を点検。朝の冷たい空気が立ち込める中、線路上の雪をそぎ落とす「フランジャ」や、落とした雪を線路外に押し出す「ウイング」などが正常に作動するかを念入りに確認した。
試運転は9日までの同区間のほか、15、16日は高山線の飛騨小坂−角川間でも実施する予定。
(共同通信) − 11月7日11時0分更新

投稿者 うえの : 19:42 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月06日

【滋賀】SL北びわこ号が走る

今年春に福知山線で快速電車が脱線した事故を受けて娯楽性が高い観光列車の運行が自粛されていました。そのうちの一つ、SL北びわこ号も夏は運転自粛の措置が取られていたのですが、この秋はなんとか運転されました。
脱線事故に関しては然るべき償いをするのは当たり前ですが、何でもかんでも自粛すれば反省の姿を見せることになるとでも思っているのでしょうか。かに料理ツアーの宣伝自粛 JRが遺族配慮(神戸新聞)なんてこともやっているみたいですが・・・。なにをしてもどうせマスコミなどに叩かれるなら最初から批判されそうなネタは無しにしてしまおうという考えならば、いつまで経っても誠意ある対応は出来ないように思います。

以下、京都読売オンライン版の記事から抄録します。

秋の湖北路 雄姿駆ける
「SL北びわこ号」出発進行

滋賀県の北陸線米原−木ノ本間(22・4キロ)で6日、観光イベントの季節列車「SL北びわこ号」の運行が始まった。雨模様の中、大勢の親子連れや鉄道ファンを乗せた蒸気機関車が秋の湖北路を駆け抜けた。
SL北びわこ号は、湖北の観光振興を目指し、JR西日本が1995年から春夏など毎年運行している。今年は尼崎市での快速電車脱線事故で、夏の運行が取りやめになったが、半年ぶりに雄姿をみせた。
やや小型で「ポニー」の愛称をもつC56形。米原、木ノ本両駅ではSLをバックに記念写真を撮る親子連れでにぎわい、湖北町の高時川付近の撮影ポイントでも大勢のファンが三脚を構え、煙をはきながら進む蒸気機関車をカメラに納めていた。
13、20の両日にも1日2便が運行されるが、客車はいずれも予約で満席という。

投稿者 うえの : 23:00 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月02日

【九州】特急の窓ガラスが割れた原因

九州読売オンライン版に載っていた、走行中に列車のガラスが割れる原因の記事。ガラスの破損は投石による被害だけではないことが分かります。

JR九州の特急窓ガラス破損、異物混入などが原因

JR九州1日、走行中の特急電車で相次いだ窓ガラス破損問題で、原因と再発防止策を発表した。
JR長崎線の特急「かもめ32号」(9月20日)の場合は、もともとあった小さな亀裂が風圧などで破損を引き起こし、日豊線の特急「ソニック8号」(同22日)のケースは、窓ガラスに混入していた球状の硫化ニッケル(直径約0.2ミリ)が、日差しなどを受けて結晶構造が変化し、破損を起こしたと断定した。(後略)

わずか直径0.2ミリの異物といえども油断ならないですね。まさに蟻の一穴という言葉がぴったりです。

投稿者 うえの : 18:39 | コメント (0) | トラックバック

【京阪】マイナスイオンを発生する車両

京都新聞オンライン版の記事に面白い電車の話題が出ていました。京阪電鉄大津鉄道事業部がマイナスイオンを発生する車両の開発を進めているのだそうです。記事ではすでに試作車両が走っているとのことですが、はたしてどのような車なのでしょうか。記事から抄録してみます。

マイナスイオン車両 導入計画
京阪電鉄、森林浴と同じ効果

満員電車も癒やしの空間に−。京阪電鉄大津鉄道事業部は、心身にリラックス効果があるとされる「マイナスイオン」を発生する車両の開発を進めている。マイナスイオンの発生機能が付いた車や空気清浄機などは登場しているが、車両では世界で初めての試み。森林浴と同様の効果が期待できるといい、「女性車両や特急車両などから導入を始め、全国の鉄道にも広めたい」としている。
計画では、マイナスイオンを発生させる塗料を塗布したアルミ板を、電車の内壁や天井に使う。現在の特急車両のマイナスイオンは1cc当たり200−300個だが、この塗料を塗ると約1500個が発生し、噴水のある森林公園に居るのと同じ効果があるという。
同社は昨年9月、大阪市の鋼板メーカーと協力して開発に乗り出した。関東の私鉄にも協力を呼び掛け、今年3月から7両編成の「マイナスイオン車両」を実際に走らせて、アルミ板の耐久性などを確認する実験に取り組んでいる。
11月にも、車両メーカーに売り込むことにしており、大津鉄道事業部の岡秀敏技術課長は「車両という密閉された空間の中で、何とかリラックスしてもらえる方法はないか、と考えた。消臭効果もあるので、ラッシュ時の通勤通学がかなり快適になるのでは」と話している。
(後略)。

京阪電車は一番長い本線を端から端まで特急走って約50分。長過ぎるとも短すぎるともいえない時間ですが、同じ時間であるなら少しでも快適に過ごせる空間が良いですね。実用化されて運用に就く日を楽しみにしています。

投稿者 うえの : 18:18 | コメント (0) | トラックバック