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2005年11月27日

【東京】113系が来春引退

113系という近郊型電車が東京発着の東海道本線から引退します。直流区間であれば全国どこでも見られたほどの主力車両でしたが、寄る年波には勝てないようです。来年の3月をもって姿を消すとのことですので、写真を撮るなら今のうちですね。
初期の113系は車体幅は3m近くあるのにシートが狭くてあまり乗りたくなかった車ですが、後に居住性が見直されてからはちょっとした距離を乗っても疲れにくくなりました。関西圏ではまだ湘南色の113系や仲間の115系が走っています。これからもしばらくは使われるでしょう。引退の心配は薄い一方で座席などのリニューアルにあわせて車体色が変更された編成が増えています。湘南色が「かぼちゃ」電車と呼ばれるのに対して塗色変更編成は「カフェオレ」と俗称されていたりします。一言言わせていただくならこれは陰気で汚らしい車体色です。まともな色彩デザイナーがいないのか、色を採用するにあたって決定を下す人間の感覚が変なのか。いずれにせよどうせ改めるなら乗りたくなるような塗色にして欲しいものです。
では、新聞社による報道を2本、時系列で抄録しておきます。まず、21日付けのカナロコ(神奈川新聞)から。

☆ミカン色の「湘南電車」が来春にも引退へ☆

湘南電車」と呼ばれ半世紀以上、東海道線を走り続けたミカン色の電車が来春にも引退する。相模湾に沿った早川−根府川駅間の山肌はミカンが実り、旧型車両との”色の競演”が見られるのは今年が最後だ。
(以下略)

25日付けの毎日新聞オンライン版から。

展示会:引退予定の車両、JRが展示 国府津で500人が参加 /神奈川

JR東日本国府津車両センターで23日、東京駅発着の東海道線から06年3月に姿を消す「湘南電車」などの列車の展示会があった。快晴の空の下、鉄道ファンや家族連れはカメラの放列を作り、運転台見学を楽しんだ。
展示会には約3000人が殺到、抽選で選ばれた500人が国府津駅に集合。次世代の主力電車、E231系の特別列車に乗って同センターに運ばれた。
同センターには、緑とオレンジの「湘南電車」と呼ばれる113系、国鉄末期に登場したステンレス製の211系、オール2階建て編成の215系などJR東日本を代表する近郊型電車5形式がそろい踏み。撮影会のほか、車両メカニズムの解説も行われた。
(後略)
【大西康裕、広瀬登】
11月25日朝刊
(毎日新聞) − 11月25日16時31分更新

投稿者 うえの : 2005年11月27日 11:47

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