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2007年01月31日

【長崎】島原鉄道部分廃止

長崎県の島原半島を「つ」の字を描いて囲むように走る島原鉄道が赤字を主な理由として平成20年4月島原外港〜加津佐間35.3kmを廃止するそうです。
平成2年の雲仙普賢岳噴火による災害復旧費用の発生から赤字に転落し、乗客数は同じ平成2年に最大となってからは減少続きで、乗客のほとんどが通学の学生ということです。
一度だけ諫早〜島原外港まで乗ったことがあります。中途半端で終わっていますが、災害の影響でその先は運転されていなかったのです。いつかまた来れるだろうとのんびりしていたらもう乗れないのも同然となってしまいました。
以下、産経新聞オンライン版から当該記事を抄録しておきます。

島原鉄道、ほぼ南半分を廃止へ 乗客減少続く


島原鉄道は31日、営業区間のほぼ南半分に当たる区間を平成20年4月に廃止することを明らかにした。九州運輸局に今年3月、鉄道事業廃止届出書を提出するという。
平成2年からの雲仙・普賢岳災害で線路が土石流の被害に遭い、同3年度に復旧費用が原因で赤字転落。乗客減少が続いていた。
廃止されるのは、島原外港−加津佐駅間の35・3キロ。運行本数は上下計26本。利用客の半数以上が高校生で、通学時間以外は乗客がまばらという。(中略)乗客のピークは平成2年度の263万人。昨年度は210万人と、減少が続いている。現在の累積赤字は約6億3800万円。
(2007/01/31 20:26)

投稿者 うえの : 23:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月25日

【九州】58654号機復活宣言

老朽化のため豊肥本線から引退した蒸気機関車、8620形式58654号機が4年後に九州新幹線が全通することもあり、再来年の夏をめどに復活させたいもようです。
九州旅客鉄道の発表によりますと、台枠の新製やボイラー修復などを施した上で平成21年夏に運転開始としたい由。車輌に負担が少ない鹿児島本線熊本〜肥薩線人吉間で運行する予定です。古い車体でなければループ線の走行を期待したいところですが、それは身勝手で過大な夢というものでしょう。大事に使って出来るだけ長い間活躍していただきたいです。

投稿者 うえの : 10:02 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月24日

【鳥取】若桜鉄道が一部区間値上げ

朝日新聞オンライン版を見ていると若桜鉄道の話題が載っていました。
若桜鉄道は国鉄若桜線を引き継いで鳥取県内の郡家〜若桜の19.2kmを結ぶローカル線です。地方路線といえば運賃が高いと思いがちですが、この路線は郡家と次の駅、八頭高校前の0.9kmに限っては学生に配慮して初乗り運賃が60円と日本で一番安く設定されています。新聞記事では「日本一安いと鉄道ファンらに知られている」そうです(余談ながら一番運賃が安いのはこれまでずっと北大阪急行の初乗り80円だと思っていました)。
しかし累積赤字が嵩むなどしてこの4月からは100円に値上げせざるを得ないということです。それでも一駅が100円玉一枚で乗れるとは安いです。関西圏で一区間100円で乗れたのは遥か昔のお話です。
以下に朝日新聞オンライン版から当該記事を抄録しておきます。

日本一安い運賃60円を4月から値上げ 鳥取の若桜鉄道
2007年01月24日08時00分

鳥取県の第三セクター「若桜鉄道」は23日、「日本一安い」として鉄道ファンらに知られる八頭高校前—郡家(0.9キロ)の運賃60円を、4月から100円に値上げすると発表した。
通学の生徒が利用しやすいようにと97年、高校前から主要駅の郡家間を100円から60円に値下げ。これまで2度の運賃値上げでも、同区間だけは据え置いてきた。
しかし、累積赤字は1億円を超えて廃線も検討される状況。「やむを得ない措置ですが、サービスの心は日本一でいます」と同鉄道。

投稿者 うえの : 17:31 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月23日

【列車】1月20日のまとめ

1月20日土曜日に乗った大阪市営地下鉄のまとめです。

  1. 第2号線:谷町線 千林大宮〜大日 4.0km
  2. 第5号線:千日前線 南巽〜野田阪神 13.1km
  3. 第7号線:長堀鶴見緑地線 大正〜西長堀 1.0km
  4. 第8号線:今里筋線 井高野〜今里 11.9km

谷町線はこれで未乗区間が平野〜八尾南間の5.1kmに減りました。千日前線は南巽〜鶴橋間が未乗だったと思うのですが記憶が定かではないので全線乗ってみました。長堀鶴見緑地線は横堤〜門真南の2.5kmと西長堀〜京橋の6.9km、計9.4kmが残存区間となりました。その他、堺筋線動物園前〜天下茶屋の1.5kmが未乗。中央線の長田から大阪方は乗ったか乗っていないか記憶がこれまた定かではないため、いずれ乗りなおすつもりにしています。仮に本町〜長田間とすれば8.5kmを残していることになり、都合24.5kmが乗車対象営業キロ数です。総営業キロ数が129.9kmなので約80パーセントが片付いた計算です。
これまで地下鉄は用事で利用するのみでしたから末端区間ばかりが残ってしまっています。

投稿者 うえの : 14:01 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月20日

【大阪】市営地下鉄今里筋線

いくら鉄道が好きとはいえ地下鉄は敬遠して乗らないほうです。それでも京阪神三都市の地下鉄のうち、京都市と神戸市は全部乗ってしまい、大阪市営も乗り残しが少なくなってきました。そこで旅仲間と連れ立ってたまには地下鉄でも乗ってみようという話になり、昨年末の12月24日に開業した今里筋線を中心に乗ってみることにしました。
今里筋線は地下鉄第8号線として開業した路線で大阪市北東部の井高野から淀川を潜り、蒲生四丁目からは今里筋に沿って南下し終点の今里までの11.9kmを結びます。車輌は小型の4両編成で駆動方式は鉄輪式リニアモーターです。
北浜から堺筋線に乗り、天神橋筋六丁目から谷町線へと乗り継いで連絡駅の太子橋今市で今里筋線に初乗車です。起点となる井高野まで乗ったあと折り返します。
せっかくなので井高野駅を出てみます。地上へ上がる途中に地下駐輪場の設備があります。土曜日ゆえかあまり止まっていませんでした。外に出ると周辺に見えるのは団地です。駅入り口は路線のイメージカラーである柑子色で縁取られていて少し浮いた印象を受けます。しかし駅であるのはひと目で分かります。わずかではありますが田んぼも残っていて昭和時代の気分に束の間ながら浸れました。
待つほどもなくやってきた折り返しの列車で今里を目指します。この路線は規格統一の面では完璧といってよいでしょう。どの駅も同じ体裁で新幹線の駅を見るようです。もっともそうすることで建設費の節約が出来て好都合なのでしょう。車体断面も小さく抑えてあります。それでも1kmあたり230億円近くかかっています。お客さんは各車輌の座席が埋まる程度には乗ってきます。通勤・通学時間帯にはもっと込むのでしょうか。動きを見ていると大体2駅程度の利用が多いように思いました。
ほとんど変化がない車窓を見るうちに眠くなります。睡魔と闘いつつ20数分で終点の今里に到着しました。新規路線に乗れる嬉しさよりも退屈さに負けた今里筋線でした。
完乗達成後は千日前線で大正区に向かい、市バスに乗り換えて平尾で沖縄そば、ソーキそばを食べて遅い昼食。一緒に軽く飲んだオリオンビールが程よく回って酔い(?)気分です。千歳の渡船を楽しみ、日が沈んで赤提灯が恋しくなる頃、大阪駅のガード下にて一杯ひっかけます。
一人旅も楽しいけれど同好の士と一仕事終えて飲むヱビス麦酒は格別でした。

投稿者 うえの : 23:30 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月10日

【列車】1月5日のまとめ

1月5日金曜日のまとめです。

  1. 名古屋鉄道蒲郡線 吉良吉田〜蒲郡 17.6km
  2. 名古屋鉄道豊川線 国府〜豊川稲荷 7.2km
  3. 名古屋鉄道本線 豊橋〜新安城 38.3km

今回でようやく名古屋本線を征服しました。
3000円払って一日乗り放題のきっぷを買いましたが、果たしてモトが取れているのかどうか。怖くて運賃計算をしていません・・・・。

投稿者 うえの : 18:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月05日

【愛知】名古屋鉄道蒲郡線

新春は名鉄蒲郡線で始まりました。吉良吉田駅から蒲郡駅まで三河湾沿いに17.6kmを結ぶ路線です。
西尾駅10時45分発の蒲郡まで直通する2両編成のワンマンカーで出発です。姿を消しつつある国鉄の113系という近郊電車によく似た顔つきをしています。西尾線は軽便に見えて電車はなかなか軽快に走ります。田畑と温室を車窓に眺めるうちに程なく蒲郡線の起点となる吉良吉田駅に到着しました。駅がある吉良町は忠臣蔵の吉良上野介ゆかりの地で、吉良家菩提寺である華蔵寺は吉良吉田駅の少し手前にある西尾線上横須賀駅が近い。
2分ほど停車した後、左に曲がって蒲郡線に入ります。西尾線と比べてゆっくり走ります。幹線ではあまり聞けなくなった線路の継ぎ目を踏む音が心地よく響きます。それは子守唄のようにも聞こえ瞼がとろんとしてきます。
しばらく続いた田畑の風景が三河鳥羽を過ぎればがらりと変わり、右手に三河湾が広がります。太陽の光が海面に反射して眩しくしばし眠気を忘れます。とりわけ東幡豆のあたりは風光明媚です。蒲郡線沿線は温泉あり、海水浴場あり、潮干狩りも出来る。少し山手に向かえばこどもの国というキャンプも可能な娯楽施設があるなど風景以外にもあれこれ楽しめる路線といえましょう。
適度な速度と綺麗な海の景色を楽しむうちに路線はやがて高架となり左手に東海道本線が寄り添ってくると終着の蒲郡です。数ある名古屋鉄道の中でも、もう一度乗ってみたくなる路線でした。
以下、名鉄豊川線につづく・・・

投稿者 うえの : 19:00 | コメント (0) | トラックバック

【愛知】名古屋鉄道豊川線

蒲郡から東海道本線を挟んで豊橋へ向かいます。豊橋からは再度名鉄に戻り豊川線に乗ってみました。豊川線は国府(こう)駅から豊川稲荷駅を結ぶ7.2kmの単線です。
国府駅で岐阜方面から直通で乗り入れる6両編成の急行電車に乗り換えます。座席は全て埋まり、ちらほら立ち客がいる込み具合です。乗客はほとんどが夫婦や家族連れなので豊川稲荷へ初詣に出かけるものと思われます。
座れなかったので運転席後ろに立って終点まで行きます。国府を出てほんのしばらく本線に沿います。やがて左へ折れると高架の近代的な八幡駅がある一方で時には住宅地の間をかすめるように走ります。ウィキペディアにある『豊川線はその前身は路面電車であり、名鉄に残る唯一の軌道線』という記述が納得出来るこじんまりとした印象です。しばらく前まではお正月には本線から特急も入っていたそうな。豊川稲荷参拝後、麦酒を片手に特別車から見る車窓は違って見えることでしょう。稲荷口駅にあるバネで一方向に常に開いている簡便なポイント設備は作動音がよく聞こえて楽しい。
名鉄は中京地区の大手私鉄という一面的な見方が変わる豊川線の短い旅でした。

投稿者 うえの : 18:50 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月02日

謹賀新年

雷鳥16号

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、新春の初撮りは国鉄色485系の特急「雷鳥」号です。所用にて利用した京都駅で偶然出合いました。今年も元気に走りますように。
京都駅にて。4016M、クハ481−324。

投稿者 うえの : 12:46 | コメント (0) | トラックバック