スケッチの一日
今朝は、9時前にチェックアウト。荷物はホテルで預かってもらい、まずは昨日思った場所へ。
やっぱり、まごころ弁当を持って来れば良かったかなぁ。昨日とは違うけど、殆ど同じだったので止めてしまったのだが…
なんか、妙にお腹が空く。スーパーの前を通ると、9時開店。
総菜が有ったなぁ。パンもあったなぁ。
でも、まだ開店までは15分はある…
少し散歩をしてみよう。北堀町の方は、行き止まり、袋小路の道が多く残っているという。それを見ようか。
10分ほど進んで、戻って来る。今日は朝から陽射しがきつい。
で、元のスーパー。さすがに開店早々ではそんなに物は無い。なぜか朝から、コロッケだけは沢山並んでいる。
野菜サンドが美味しそうに見えたので、それを買って、お城へ。
朝の散歩の人や通勤途中の人。いろんな人が通って行く。こんな人間ウォチングも面白い。
さて、昨日からここ、と決めていた所に行くが、思いのほか人通りが多い。
まだ、そんな中でスケッチブックを広げる勇気も自信もない。
さて、どうするか。堀に住む青鷺に相談しても答えはない。
この堀川巡りの船と、石垣を描きたいのだが。
車が通る道の方が、人通りが少ないことに気付いた。その
歩道に座り込んで描くことにする。
こんな事が出来るのも、ひとりだからね。どこで描こうかと、場所探しも、時間を気にせずかけることも、ひとりだからね。
時間をありがとう。
程なく、ひとりのおばさんが声をかけてきた。一度はのぞかれた。まだ殆ど描いてないので良かった。
なぜか、隣に座り込んで、世間話を数分していく。
一昨日もそうだったけど、ボーっと景色を見てた声はかけられなかったかもしれない。
これも今回の旅での発見。
今日のお昼は、と、昨日のびいどろの前に行くと、予約で満席といった彼女が私の事を覚えていて、昨日は済みませんでした。でも、また来てくれたんですね。とカウンターに案内してくれた。
城前の島根物産館に行って、おみやげを物色。あごだし。トビウオの出汁らしい。これだ。と買う。
またお城に戻って、スケッチ。上手くはいかないのだが、それなりに楽しい時間。
こんな旅の仕方も有ったんだなぁ。ゆっくり時間が流れていく。しかし、暑い。日陰は涼しい。
毎日、傘マークの天気予報だったのに、帽子が大活躍。
帰りの飛行機は18時25分。まだまだ時間が有る。
3時にまた、あの珈琲館に行く。今日は2階の席。やっぱり、フランスパンのピザトーストが食べたい。
出て来たピザトーストは3切れもあり、大ボリューム。美味しい。やっぱり頼んで良かった。
一つだけ、残念なのは、この熱々のピザトーストとコーヒーが同時に出て来たしまった。
別々にしてもらえば良かった。ここのコーヒーの美味しさがちゃんと味わえなかった。
駅に向かうのも、また徒歩。ホテルに預けた荷物を受け取って、歩き出すが、やっぱり荷物は重い。
歩きながら、気に入ったところで、スケッチ。夫からはバスの時刻表が送られてきたので、17時20分のバスに乗ることとすす。といっても、飛行機に合わせての運行だから、これに乗らなければならない。
駅に着いたが、まだ時間が有るので、アンデルセンでお茶。
今回の旅は滞在型だったせいか、毎日1万歩以上歩いているのに、疲労感が全くない。
自分の足の向くまま、気の向くままっていうのが疲れないのか、それとも念願の松江だからか。不思議だ。
前回の帯広は乗っているだけなのに、妙に疲れた。疲労困憊だった。
帰りの機材も変更になったので、クラスjを申し込むと、窓側の席が空いていた。
日に焼けた顔が暑いのでタオルで冷やしていたら、具合が悪いのかと思われてしまった。
いや、日焼けです。と言うと、ヒヤロンをくれた、なんと親切なCAさんでしょう。
今回の旅は心身は元気を取り戻した。やっぱり、旅に出掛けて良かった。
久々のひとり旅を堪能した。選んだ町も良かった。
近くの玉造温泉にも、宍道湖の近くにも行かなかったが、旅をした、と言う充実感が残っている。
いつもは写真だけの旅だが、スケッチをするという目標ではまた違った景色が見えてくることがわかった。
また、いつかこんな旅をしたい。
10時過ぎに帰宅をしたが、どこも疲れていない。心も身体もリフレッシュしたようだ。
まるで、一日家にいたように、夫の夕食を作った。疲れていない、元気な自分が不思議だぁ。(完)