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2006年12月02日
【兵庫】神戸市営地下鉄海岸線
海岸線は新長田から三宮・花時計前までの7.9kmを市道高松線を辿るように走ります。開通は2001年7月。まだ新しい路線です。駆動方式は車輪を使って走る接地式(鉄輪式)のリニアモーターです。関西では大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線がすでに同じ方式で開業しています。
時刻表を開くと新長田から1分で海岸線に接続しています。ただし乗り場が隣接していればのはなしです。
新長田で降りると乗り換え通路は西神中央よりの一番端です。中ほどの車両に乗っていたので、その時点でもう無理です。通路も曲がりくねっているうえに少々距離があります。乗り換えには3分ほどかかるでしょう。
待つほどもなく折り返しの小さな電車が入ってきました。建設費を節約するため小型の規格でトンネルが掘られているのです。小さな車体の4両編成は発車時点ですでに席の大半が埋まりました。
ドアが閉まり定刻に走り始めます。出足や走行中のショックは少なく、乗り心地は小型車量であることを考えると悪くはありません。さすが新しいだけに出来栄えは良い感じです。ただ、途中の和田岬、ハーバーランド、旧居留地・大丸前、そして起終点となる三宮・花時計前それぞれの駅で他社線へ乗り換えが可能なのにその案内はなく、アナウンスはテープの音声が停車駅を告げるだけでした。アナウンスを減らして静かな車内を心がけているのか、それとも単に聞き逃していただけなのか。もっとも山陽本線の支線、和田岬線にわざわざ乗り換える人は少ないでしょう。自分が乗り降りする駅の情報をきちんと持っていれば、停車駅の案内だけで充分ではあります。もっとも乗車に関するご注意のアナウンスはなにやら頻繁に流れていたように思います。
14分で終点の三宮・花時計前です。駅名の由来となった花時計はもちろん存在するそうです。駅は市役所の近くにあり繁華街に位置する東海道本線や阪急電車、地下鉄の三ノ宮(三宮)駅からは少々離れています。改札を出るとそこはさんちかという地下街になっており、既存の駅へはウィンドウショッピングなど楽しみながら向かうことができます。
帰路は久しぶりに阪急電車神戸線に乗ってみます。梅田まで先頭車に乗ったら携帯電話電源off車両でした。スイッチを切って過ぎ行く景色を眺めていると岡本、夙川と停車します。岡本は停車するようになってからしばらく経っていると思いますが、夙川にも停車するようになっていたとは。JTBの私鉄時刻表では通過の表記ですが調べてみたところ今年10月28日の改正から停車しているそうです。どうやら東海道本線に出来るさくら夙川新駅に対抗する措置らしい。
西宮北口駅も昔とは見違えるほど大きくなり、神戸線と十字クロスで今津線が走り抜けていた頃の面影はありません。
(了)
(時系列順に上から読めるよう投稿時刻を修正いたしました)
投稿者 うえの : 2006年12月02日 19:15
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