« 【列車】近鉄12200系 | メイン | 【静岡】出雲で窃盗犯 »
2006年03月19日
【北海道】函館本線張碓駅
昨日からダイヤが改正されています。これに伴う寝台特急「出雲」の廃止や東京駅口からの113系引退などのニュースが多く伝えられましたが、そのかげでひっそりと消えていった駅がいくつかあるようです。そのうちの一つ、函館本線の張碓駅のことが北海道新聞でとりあげられていました。何度か乗ったことがある区間なのに冬に旅することが多かったせいかこの駅に止まる列車には一度も乗ったことがありません。
海に近い駅といえば同じ北海道では釧網本線の北浜駅、他に信越本線青海川駅、鶴見線海芝浦駅などが有名です。しかしいずれも海と断崖に挟まれるような場所ではなく、この張碓駅はその点では変り種だったようです。
北海道のローカル駅には車掌車を流用した駅舎(といえるかどうか)が多く、一方で大きい駅は近代的なコンクリートで出来たものが主流の今、木造の駅舎というだけで人の手の温かさを感じます。
以下、北海道新聞オンライン版の記事からの抄録です。
消える「秘境」張碓駅 ダイヤ改正で廃止、ファンから惜しむ声も
2006/03/18 09:09
函館線の朝里−銭函間にある張碓駅が、十八日のダイヤ改正に合わせて廃止され、百一年の歴史に幕を下ろした。列車が止まらないうえ、日本海と断崖に挟まれている駅周辺の地形から「秘境駅」として知られただけに、鉄道ファンから廃止を惜しむ声も聞こえる。
JR北海道が十八日の改正で廃止した駅は、張碓と学園都市線の中富徳(空知管内新十津川町)、室蘭線の旭浜(渡島管内長万部町)など七駅。張碓駅は一九○五年(明治三十八年)、道内初の鉄道の手宮(小樽)−札幌間に、海岸沿いの新駅として誕生した。同社は「鉱石採掘の目的でつくったようだが、経緯はよくわかっていない」と説明する。
(中略)
JR北海道は、解体作業用の道路を整え、駅舎を覆う雪が解ける春以降、取り壊す予定だ。
投稿者 うえの : 2006年03月19日 11:42
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
https://blog.odorokutamegoro.com/mt-tb.cgi/892_3501505628553