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2005年12月22日

【列車】来春3月のダイヤ改正概要発表

来年3月のダイヤ改正について、概要が発表されました。稼げる列車は増殖しますが、売れない列車はどんどん切り捨てる方向がはっきりし始めたダイヤ改正のようです。
寝台特急「出雲」の廃止についてはずいぶんと話題になりました。鳥取県の知事さんらは働きかけを強めたいような姿勢だったようですが、すでにスジは引かれていたわけで是が非でも「ご理解いただく」ことになりました。また、大阪〜青森・函館を結ぶ寝台特急「日本海」が、青森〜函館間の運転を取りやめるようです。廃止区間には特急「白鳥」が増発されるとのこと。もともと「日本海」は青森で長時分停車していましたから乗り換えはさほど苦痛ではないでしょう。気になるのは特急料金の計算ですかね。本州から函館乗り換えで道内の特急に乗り継ぐのと、本州内で一旦乗り換えてさらに道内で乗り換えるのとでは料金に差が出る。今のままだと{本州内発駅}(特急料金正味){青森駅}(特急料金半額){函館駅}(特急料金正味){道内着駅}となるわけで、{本州内発駅}(特急料金正味){函館駅}(特急料金半額){道内着駅}だったのを考えると実質値上げです。
儲かってないんですな。客車自体、出雲と同様ご老体ですからもはや長駆1000kmの旅路は耐えられない可能性だってあります。寝台特急「日本海」も乗るなら今のうちです。ただし、供食はないものと覚悟するか予め非常食を備えてご乗車下さい。
ほかには名古屋〜奈良間の急行「かすが」も廃止となります。これで奈良に優等列車が来なくなります。特急「あすか」よりは活躍の機関は長かったですが。
では、共同通信社の記事から抄録します。

JR春のダイヤ改正発表(共同通信)

JR各社は22日、来年3月18日から実施するダイヤ改正の概要を発表した。東海道・山陽新幹線は東京〜博多直通の「のぞみ」を19本増発、1時間当たり2本となる。山陽新幹線の各駅に止まる「こだま」は乗車率が10〜30%と低調なため18本の運転を取りやめる。寝台特急「出雲」(東京〜出雲市)は廃止、大阪—函館を走る「日本海1号」「4号」は大阪〜青森の運転に変更する。
[共同通信社:2005年12月22日 18時30分]

▼東日本:2006年3月ダイヤ改正について(PDFファイル)
▼西日本:平成18年春のダイヤ改正(PDFファイル)

投稿者 うえの : 2005年12月22日 21:32

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