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2005年08月10日

尼崎事故の現場へ

休日だった火曜日、多数の死傷者が出たJR尼崎事故の現場を訪れ、
手を合わせてきました。
線路沿いとはいえ、尼崎、塚口両駅から距離があり、また日が暮れ
てからの訪問だったので結構道に迷い、小雨降る中蒸し暑さも手伝って
現地に着いたら汗だくになっていました。

献花台前とその入り口では数人のガードマンさんが警備に当たられて
いたので訪問の旨を伝えます。花は持参していませんでしたが備え付
けの線香に火を点け手を合わせます。

献花台には今も花が多数手向けられていますが、天候と時間の関係だ
ったからか、訪問時は私一人だけ。灯りが全て消えたマンションと目の
前の献花台の前に立つとすごく神妙な気持ちにさせられます。

広島の平和記念公園の碑に
「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」

という有名な一文がありますが、ふと、その一文を思い出しました。
鉄道事故撲滅は電車好き人間である私の悲願でもあります。

投稿者 road88 : 2005年08月10日 23:35

コメント

 ご無沙汰してます。
 この事故だけが原因ではないのですが、ストレスや過労で現在欠勤中です。私達はロボットじゃない、でも求められるのは数十センチも誤差のない停止、数秒の遅れもない時間、揺れの全くない乗りごごち、今や人の手で操作できる範囲を超えています。ミスをすると反省文と対策を書けと会社は言います。でも、ミスを防ぐための新たな装置やゆとりを持たす対策は『君たちを信用してるからと」お金を使わないために一切しません。また、国の基準さえ満たしていれば、それ以上の安全対策なんて考えようともしません。
 いっその事、私達の仕事が全自動無人化できるまで国が自由化すれば、人件費を切るために完全自動化してくれるでしょう。要は、運転装置として人間が乗っているだけです。今は人間に責任を取らす為に乗せているにすぎないのです。だから、事故原因を調べる装置があっても事故を防ぐ装置が付いていなかったのです。今や自家用車ですらカーナビが「まもなく踏切です」「カーブがあります」と知らせる時代、ATSのように決まった速度(フリー、65、45、25、15、0キロうちの場合)しか調整できない装置では無く、落とすべき地点で落とすべき速度に調整する装置を作る事も簡単なはずです。衛星などで位置情報を得て車体の傾斜を制御する振り子電車はすで実用化されていますよね。それを応用すれは良いだけなのに。こういう物こそ国が規制として位置づけないと整備されない物だと思います。
 マスコミは野次馬のように騒ぎ、ATS信者のように騒ぎましたが、そんな前時代物の装置より、新たな装置として提案し国に働きかけてゆくだけの知識を持った評論家もいませんでしたね。 
 規制緩和、自由化の流れの中、本当に自由化すべき所、規制を強化すべき所、本当に今のままで合っているんだろうかと思います。尼崎の事故は民営化=自由化の中で利益優先主義が原因と言うべきものだと思っています。
 勝手な自論を長文で書き込んでしまい申し訳ありません。
 犠牲になられた方々の、ご冥福お祈りいたします。

投稿者 MO太 : 2005年08月15日 00:52

 MO太さま、ご無沙汰しています。
ストレスで体調を崩されたとの事。どうぞご無理をなさらないよう、ゆっ
くり休んで下さいね。

 確かに国土交通省等、国の安全基準というのは何だか怪しいですよね。
トラック業界の例になりますが、この業界の競争も過激になってきて、
トラックの大事故とその犠牲者はもう毎月のように発生しています。
国はトラックのリミッター取付義務の他、大型自動車免許の見直しを検討
しているようですが、何だかピント外れな政策のような気がしてなりませ
ん。もしトラックがきちんと法定速度を守り、乗務員が生理学上必要とさ
れる休憩を取りつつ運行したら、東京〜大阪間はとても1日で物を運べな
い...と聞いた事があります。
 そしてその運行にあたってるのは日本を代表する大手運送会社ではなく、
その「下請け企業」にやらせて大手の無茶な要求を我慢しつつ(断れば仕
事を回してくれないので)トラックを走らせているそうです。
 本当に悲惨な事故を無くす為には「日本の物流体系そのもの」を国を挙
げて根本的に見直す必要があるでしょう。

 やはり一旦、事故が起これば責任は全て弱者に押し付け、お上は知らん
顔...。悪しき日本の習慣なのかも知れません。

投稿者 たぐちひろき : 2005年08月16日 00:00

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