豆彦さんの工場見学
港南台にある、にがり豆腐専門店の「豆彦」さんんの見学にこだま舎さんの企画で行って来ました。
![]()
見学にはキャップをかぶって。社長自らがご案内してくれました。
![]()
円海山の伏流水を地下108メートルからくみ上げて、その水をアルカリ水に変えて豆腐を作っています。
こだわりは無用な添加物は使わない。
国産大豆使用、佐賀県のフクユタカは契約栽培していて、他にも新潟の豆などが有りました。
そして、にがり100%
にがりを使って絹ごし豆腐を作ったのは、豆彦さんが初めてだとか。機械も特許を取っているという。
それまでは、薬品を使っていたという。消泡剤も使わず、大豆の味がジワーとする美味しい豆腐です。
豆乳ににがりを加えたところ。オートメーション的に豆腐は出来るのだが、ここは職人がちゃんと手を加えてます。
きっと、豆乳の状態や気温、いろんな要素でにがりの入れ具合が違うのかも知れない。
![]()
これだけの重しで、木綿豆腐を固めます
![]()
濃厚な豆腐が出来るはずです。絹ごしは、殆ど水だけだといいます。
機械の中でふやかされた大豆が石臼でひかれてでてきて、アルカリ水と合体。
![]()
豆乳とおからが分けられて、このおからは乾燥されて出て来ました。
これにはびっくり。
小袋で商品にもなっています
![]()
冷たい水槽の中で冷やされて、出来上がり。
にがりを混ぜるところ以外は、全て機械作業。それほど広くないところに機械がきれいに収まって入る。
我々10人ほどが入ると、すっかり作業のじゃま、って感じでした。
第2工場では、油揚げやゆばを作っていました。
ゆばは関東ではあまり目にしない物。
日光には有ったかなぁ。
生麩とか湯葉は京都。ってイメージ
このゆばの出荷先は、ここらでも高級な店ばかり。
食べようと思っても、そうそうはいけない店。
それが、こだま舎さんを通して買えるのは、幸せ。
きれいにゆばが取れてました。
しかし、本当にさっときれいに取れるので魅入ってしまった。職人技
![]()
油揚げは、手で切っている。殆どのところが機械でカットしていると言うが、ここでは、手作業。
あれだけの豆腐を1日中切っているのは大変だろう。
![]()
そして、ここから自動。油の温度は手揚げと同じように通過する場所で温度が違うと言う。
![]()
ゆばと油揚げの試食
旨い。ゆばの食感はなんというか、旨い。醤油は不要だ。
油揚げのサクサク感も何とも言えない、昔の味、って事かな。
豆腐屋さんの生き残りも大変。
町からどんどんと豆腐屋は消えている。
価格で勝負したら大手に負ける。
原材料を落とせば、味が悪い。
豆彦さんは国産材料とにがりで作ることにこだわっている。
食べたときに、顔がほころぶ。って味。
本物はやっぱり美味しい。
多少の値段の高さは仕方ないと思う。
いつまでもこだわって作ってもらいたい。
ただ、揚げ油だけは国産では無いと言う。
こだわれる物は日本に無いのは残念だ。
豆彦さんの製品は、一部の生活クラブなどでも買えるそうですが、取扱が少なくなっているとか。
将来的には、売店を作る予定と言われてました。
日本の食 米・ヤサイ・豆腐の宅配 (有)こだま舎
横浜市南区宿町2−40 大和ビル117
電話 045-721-0591
FAX 045/721-0592
E-mail info@kodamasha.com