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2006年06月27日

蒸し寿司

 ひと休みしてから、散歩をかねて夕食へ。3軒先がコンビニ。お酒も置いてある。5分も歩けばスーパーもある。総菜も充実しているようだ。
 
 松江城までも歩いて10分もかからない。さらっと、廻って30分ぐらいだろうか。
 今日は松江の名物になっている「蒸し寿司」と決めていた。

浪花寿司 浪花寿司。ガラガラと開けると、店はだれもいない。6時だし、平日だし。
 前の私だったら、慌てて閉めてしまったかも。

 一瞬の間があって、奥から「いらしゃーいませ」と出てくる。
「ひとりですけど、いいですか」といつかからこんな風に聞くようになったかなぁ。と心の声がした。

 「どうぞどうぞ」とテーブルに座る。

蒸し寿司のセット 蒸し寿司のセット。茶碗蒸しが付くのだ。ホテルで割引券をもらっていたので出すと、この店では100円引きになる。

 蒸し寿司は当然蒸してあるので、暑い。食べ終わったら汗びしょり。

 食べ終わってもだれも来なかった。お代を払うときに、ついつい話し込んでしまう。6年前に来たかったけど、これなかった話し。

 いつからこんな風に店の人と話せるようになったのだろう。これがおばちゃん現象なのか。

 お店の人の話では、本来この蒸し寿司は冬場限定。5年ぐらい前まではそうだったと言う。
 ところが、なぜかいつの間にか全国から食べに来る方が増えて、いつの間にか通年商品になったと言う。

 雑誌にも知らないうちどんどん載って。それを持ったお客さんが来るんですよね。
 それまでは雑誌に依頼していたのに、どうしたものか。

 いろいろ載るようになって、後から報告が来る場合有るという。

 掲載されているという、雑誌を買いに行ったり。と。自分では知らない世界で、蒸し寿司が動いたらしい。

 この蒸し寿司は4代前のおばちゃんが、冬に売れるお鮨は無いかと研究して開発したという。

 当時、酢飯は夏物で、冬になるとお客さんがばったり来なくなったという。それで、どうにかしたいと、試行錯誤を繰り返して発売したという。
 当時の箱は塗り物で注文して作ってもらった立派なものだったという。

 今の盛況ぶりを、天国から喜んで見ているでしょうね。

と、だれもいないので、話し込んでしまった。

 確かに蒸すわけだから、酢飯のままなら、鼻につーんと来ることでしょう。
 配合がミソらしい。

 コンビニでビールを買って変える。晴れたけど、雲が多くて、夕焼けは望めない。

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