2007年09月22日

【滋賀】近江鉄道で踏切事故/警報機不良か

滋賀県の近江鉄道で踏切事故が発生しました。場所は警報機のみの踏切で、点滅はしていたものの警報音が鳴っていなかった由。それに気付かなかったのか軽自動車が軌道を渡ったところへ走ってきた電車に跳ね飛ばされ、運転していた方が亡くなりました。
地方の中小私鉄は資金面などでマメに巡回してのメインテナンスが充分に出来ないことがあります。しかし、警報音については通過する乗務員の一人くらい気付いても良さそうなものです。またこの事故を伝える朝日新聞オンライン版(以下に抄録)では、近くに住む人が「昨日から音が聞こえなかった」とコメントしています。この人は近江鉄道なり警察なりに通報していなかったのか。亡くなった方には気の毒ですが踏切に進入する際、警報機の音は聞こえなくとも点滅は確認出来なかったのか。実際その点滅はしていたのか否か。
踏切の不具合で起こった事故ゆえ、最終的には近江鉄道が責任を負うことになるでしょう。が、おかしいと気付いていた誰かが速やかに関係各所に通報していれば防げた事故ではないかと思います。
偶然起きる事故もあればちょっとした注意で起こらずに済む事故もあります。この事故の場合はおそらく後者でしょう。注意と気配りがほんの少しあれば事故はかなり防げます。
最後になりましたが亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

警報機鳴らず、軽ワゴン車の男性事故死 滋賀
2007年09月21日23時51分


21日正午すぎ、愛荘町愛知川の近江鉄道本線愛知川4号踏切で、貴生川発米原行き快速電車と、東近江市躰光寺町の会社員広瀬竜二さん(30)が運転する軽ワゴン車が衝突。車が大破し、広瀬さんが死亡した。踏切に遮断機はなく、警報機のみが設置されていた。近江鉄道によると、警報機は点滅していたが、故障で音が鳴らなかったとみられる。乗客8人と運転士にけがはなかった。
東近江署の調べでは、踏切は幅約2メートル。電車の運転士(26)が右側から踏切内に進入しようとする軽ワゴン車に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかったらしい。
同社によると、警報機内部の磁気コイルが断線していた。近くに住む人も「昨日から音が聞こえなかった」と話しているという。
近江鉄道は遺族宅を訪れ、謝罪。広瀬さんの父光男さん(63)は「点検は1年に1度しかやっていないと説明を受けた。信じられない」と話した。岸邦之社長は彦根市の本社で記者会見し、「鉄道事業者としてあるまじきことをしてしまった」と話した。

▼京都新聞:電車と衝突、軽乗用車運転手が死亡
▼中日新聞:踏切で衝突、1人死亡 警報機、前日から鳴らず?

投稿者 うえの : 01:37 | コメント (3) | トラックバック

2007年07月19日

【信越】夜行列車運休

7月16日(月)の新潟中越沖地震の影響で今月いっぱい夜行列車の運休が決まりました。列車名は次のとおり。
特急日本海全便(大阪〜青森)
特急トワイライトエクスプレス(大阪〜札幌)
特急北陸(金沢〜上野)
急行きたぐに(大阪〜新潟)
急行能登(金沢〜上野)
せめて急行きたぐにだけでも直江津くらいまで運転出来ないのかと思いますが、一般人には分からない事情があるのでしょう。土砂崩れで不通になった青海川駅の復旧作業が遅れれば来月8月の特急ふるさと雷鳥(大阪〜新潟)も運転は危うい状況です。
※特急北越に関しては23日まで運休が決まっています。

▼東日本旅客鉄道のお知らせ
▼西日本旅客鉄道のお知らせ

投稿者 うえの : 15:40 | トラックバック

2006年12月20日

【訃報】沖勝則カメラマン逝去

鉄道ジャーナル誌でカメラマンを務めていた沖勝則氏が11/30に亡くなっていたそうです。どうも最近見かけないと思っていました。長年見慣れた人の作品が掲載されないのはちと寂しい。
編集部と意見が合わなくなって退社しただのとガセネタまで流れていたようですが、実際はご病気だった様子です。享年53歳。まだ働き盛りです。
「沖勝則+カメラマン」などのキーワードでググればわずかではありますが、関連記事が出てきます。
それにしても鉄道ジャーナルのサイトで訃報がないのはどうしてか。探し方が悪いだけでどこかに掲載されていたりして・・・。ご本人かご遺族がお知らせを固辞されているのでしょうか。まさか?明日発売のRJ誌で詳細が分かると期待しておきます。
末筆ではありますが改めてご冥福をお祈り申し上げます。

鉄道ジャーナル2月号を早速買ってきました。165ページにきちんとお知らせが載っていました。入社が1977年ということですから30年ほど第一線で撮り続けて来られたのですね。112、113ページには見開きで赤富士を背に100系新幹線が流れるように走る作品が掲載されています。
ひと目見て、思わず「いいな」と感じる写真を撮ってみたいものです。
この項は12/21に追記したものです。

投稿者 うえの : 20:13 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月16日

【三重】三岐鉄道北勢線が一部不通

三岐鉄道北勢線が脱線していたのですか。4月11日に洪水が発生して以降、東員と大泉の間でバス代行輸送となっているようです。
軽便鉄道ゆえ大きいニュースにならなかったのか、はたまたうつけ者のわしが記事を見逃していたのか。それはともかく、下津井電鉄のメリーベル号を引き取って走らせようとの試みの行方が不透明になりそうな事件となりました。営業用の軌道としてはかなり手を入れないとだめっぽい。素人ながらそう思います。高千穂鉄道のように廃線にならなかっただけ幸運とも言えますが。
以下、毎日新聞三重版の記事から抄録します。

三岐鉄道北勢線脱線:来月上旬の復旧目指す /三重


◇市民団体「専門家の橋りょう調査を」
東員町の三岐鉄道北勢線の電車脱線事故で、同社は14日、橋りょう復旧工事の工法の素案をまとめ、不通の東員―大泉駅間について、5月上旬の復旧を目指すことになった。橋りょう復旧工事に実績のある会社と協議し、電車の重量や水の流れに対して耐えることができる強度にする工法をまとめた。工期を2週間と見込み、今後、県などと調整後、工事を始める。(略)
一方、いなべ市の市民団体「北勢線とまち育みを考える会」(成田正人会長)は14日、桑名市役所で会見し、「電車のスピードアップを優先させ、安全面の対策がおろそかになったために事故が起きた」と指摘した。
(略)考える会は、三岐鉄道が04年7月、沿線市町で作る北勢線運営会議幹事会に提出した「下津井電鉄メリーベル号調査報告」のずさんさを指摘。現車両より約3トン重い18・5トンの電車「メリーベル号」を北勢線で走らせたと想定した調査結果で、脱線事故現場の橋の総合評価は「◎」だった(後略)。【沢木繁夫】
〔三重版〕
4月15日朝刊

■以前の記事
▼毎日新聞「三岐鉄道北勢線脱線:完全復旧に1カ月以上 一部区間で代行バス /三重」
東員町大木、三岐鉄道北勢線で11日夜起きた電車の脱線事故で、地域住民は、大きく傾いた橋脚や波打つように曲がった線路を目の当たりにし、「電車が落ちなくて良かった」と驚いていた。同社は12日、完全復旧には1カ月以上かかるとの見通しを発表した。(後略)

投稿者 うえの : 12:21 | トラックバック

2006年03月20日

【静岡】出雲で窃盗犯

静岡新聞オンライン版から抄録。

引退「出雲」のプレート外す 男を厳重注意 静岡駅


惜しまれつつ引退した東京と山陰を結ぶブルートレイン「出雲」の号車番号のプレートを鉄道マニアの30代の男が最終運行日の17日、停車した静岡駅で持ち去ろうとしていたことが18日までに分かった。県警鉄道警察隊は男を事情聴取し、厳重注意した。
同隊やJR東海静岡支社などによると、「出雲」が17日午後11時40分すぎに静岡駅を出発する直前、4号車付近で男が号車番号の記されたプレートを取り外した後、持ち去ろうとしたという。男は取り押さえられ、同隊に引き渡された。
(中略)
17日には静岡駅でも50人以上のファンが集まり、写真を撮るなどしていたという。惜別のムードを壊す男の行為にファンから憤りの声も上がった。

こういう馬鹿は時代を超えて必ず現れる。30代にもなってやることですかね。プレートをすでに外して持ち去ろうとしていたのですから窃盗の罪は成立しているのではないのでしょうか。列車の遅れにもつながりかねない事件ですし、しばらくは然るべきところにお泊りいただいたほうがよいと思います。コンビニで仮にガム一個でも盗んだらただでは済まないでしょう。厳重注意だけでお解き放ちとはちょっと釈然としない警察の対応です。ひょっとしたら名前を出すのもマズいお偉い方だったのかな。

投稿者 うえの : 21:25 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月12日

【山口】下関駅から振鈴が見つかる

身勝手な放火常習犯によって燃え盡きた下関駅。燃えた跡から貴重な品が見つかりました。列車が発車する際に使われた振鈴(しんりん)という手で振る鐘で、開通当初は私鉄だった山陽鉄道の時代から伝わるものなのだそうです。残念ながら木で出来ていた取っ手部分や収めていた箱は焼けてしまいました。復元されることになっており、さらに後世に鉄道の歴史を伝えてくれる名品となりそうです。
以下、12日付け毎日新聞の記事から抄録します。

下関駅放火事件 明治後期のハンドベル「振鈴」見つかる

山口県下関市の下関駅放火事件で焼失した駅舎のがれきの中から、明治時代後期に列車の発車を知らせていたハンドベル「振鈴」が見つかった。木製の箱や取っ手は焼失したが、金属製の鐘部分は黒焦げになりながらも「ガラーン」と再び心地よい音を響かせ、関係者をほっとさせた。
振鈴は高さ39センチ、直径19センチ、重さ3.4キロ。1901年、山陽鉄道の神戸−下関間開通当初、馬関駅(翌年、下関駅に改称)に用意された。発車5分前に待合室で、1分前にはプラットホームで「ガラーン、ガラーン」と大きな音で鳴らされた。乗客が少なかった明治時代には「『客足らん、客足らん』に聞こえた」と伝わる。電気ベルが導入された12年ごろまで使用された。現在、実際に使われていた振鈴はほとんど残っておらず、極めて貴重だという。
普段は、全焼した駅舎北側の駅長室に保管していたが、火の回りが早く、持ち出すことができなかった。駅員らは警察の実況見分が終わった10日午後、駅長室付近を探し、1〜2メートル積もったがれきの下に、30センチほど堆積していた灰の中から振鈴を見つけた。同駅は専門業者に修理を依頼し、元の姿に戻す予定という。
「下関駅物語」などの著者で元下関駅員の斉藤哲雄さんは「見つかって何よりだが、木箱が燃えてしまったのは残念。大切に保管して欲しい」と話した。下関駅長も務めた下関地域鉄道部の中山五郎部長は「元の姿に戻し、市民の皆さんに見ていただきたい」と語った。【青柳聡史】
(毎日新聞) − 1月12日10時11分更新

投稿者 うえの : 19:07 | トラックバック

2006年01月08日

【列車】西日本が強風時の規制を強化

7日付け読売新聞オンライン版の記事(後段に抄録)によりますと、西日本旅客鉄道が羽越本線での強風による脱線転覆事故を受けて、強風時に運行を取りやめる規制値を引き下げる方針です。
西日本の管内ですと比良山系に沿って走る湖西線が山から吹き降ろす風の影響でよく運転が止まります。優等列車は全て米原経由で運転されるため北陸地方との連絡については所要時間が若干延びる程度で問題が少ないものの湖西線内だけを走る普通列車などは堅田から先の近江今津くらいまではほぼ動かなくなる恐れが多くなります。以前貨物列車が脱線してしまったこともあるため鉄道側は湖西線では特に慎重な対応を考えていることと思います。沿線住民の方々にとって風が強く吹くシーズンは気象情報と運休のお知らせに要注意です。
なにはともあれ規制値の設定も大事ですがその数値にとらわれず現場のその時の状況に応じた安全運転が柔軟に行なわれますよう祈るのみです。

風速25mで在来線の運行停止、JR西日本が規制強化

羽越線の脱線事故を受け、JR西日本は6日、在来線を対象に、運行を停止する風速を秒速30メートルから25メートルに引き下げるよう、運行マニュアルを改定した。
羽越線事故では現場付近の風速計が規制値を下回っていたのに脱線したとみられるため、規制の見直しが必要と判断した。マニュアル改定は、1986年12月に山陰線余部鉄橋で列車転落事故が起きて以来、19年ぶり。
JR各社は国鉄時代の基準を踏襲し、風速が秒速25メートル以上で徐行、30メートル以上で運行停止と定めていた。
(2006年1月7日11時19分  読売新聞

※文中斜体部分につきまして湖西線ではすでに風速25m/secで抑止をかけているというご指摘のコメントを頂きました。ありがとうございます。

投稿者 うえの : 11:51 | コメント (4) | トラックバック

2006年01月07日

【山口】下関駅が火災

最初、ニュースを聞いた時は信じられませんでした。たった一人の老人がちっぽけなライターで火を付けただけで巨大な施設が燃えてしまう。燃えた下関駅はただの施設ではなく不特定多数のお客さんが利用する公共の駅です。火付けの犯人はむしゃくしゃしていたという自分勝手な言い訳をしているようです。この火災で夜行列車が途中で運転を打ち切るなど、列車自体の運転出来ない状態で運休区間はバスによる代替輸送で対応しているそうです。
犯人のジジイは74歳ゆえ「高齢だから」というしょうもない理由で裁判所が甘い判決を出さないとも限らない。公共物を傷付ける行為は年齢性別にかかわらず厳しく処罰して欲しいです。
なお下関駅は1999年に上部康明(死刑判決を不服として控訴中)という男が駅前とコンコースをレンタカーで暴走して人をはね、その後乗り場へ侵入して包丁で殺人を犯すという事件が起こっています。

▼読売新聞「下関駅舎、放火で全焼…住所不定の74歳男を逮捕」
『7日午前2時ごろ、山口県下関市竹崎町4、JR下関駅横のJR所有のプレハブ平屋倉庫付近から出火。隣接する木造一部2階建ての駅舎や運転士が宿泊する鉄筋4階建ての乗務員センター、周辺の飲食店3棟に延焼し、倉庫と駅舎部分を全焼するなど計約4000平方メートルを焼き、約3時間後に鎮火した。けが人はなかった。
県警下関署は同日、住所不定、無職福田九右衛門容疑者(74)を現住建造物等放火容疑で逮捕した。
調べに対し、福田容疑者は「空腹でむしゃくしゃし、うっぷんを晴らすためにやった。倉庫付近で、ライターで紙に火をつけた」と供述している。』

以下リンク先参照のこと

投稿者 うえの : 18:13 | コメント (4) | トラックバック

2005年12月18日

【福井】福井鉄道の始発電車が雪で脱線

例年にない大雪が降り続いています。福井県では踏み切りの雪に乗り上げて列車が脱線してしまいました。きちんと除雪作業をしていれば鉄道は雪には強いはずなのですが、今回は作業員の方が判断を誤ってしまったみたいです。が、今朝脱線した福井鉄道の電車は読売新聞オンライン版が伝えるところでは始発だったようです。福井鉄道では始発の前に除雪車の運転はしないのでしょうかね。経営が苦しい中小私鉄の宿命として作業車の運行経費を切り詰めているのだとすれば、厳しい現状を目の当たりにする思いです。「安全のため」という明確な意図の下にお金を使うのであれば、たとえば暖房費を取る宿みたいに冬季特別運賃として通常期より若干上乗せした運賃を取ってもよいのではないかと思います。そうなるとやはり乗客離れが起こるのでしょうかね・・・。難しいところです。
共同通信が配信した産経新聞オンライン版の記事を抄録しておきます。

雪に乗り上げ列車脱線 福井鉄道の踏切で けが人なし

18日午前8時ごろ、福井市の福井鉄道福武線の花堂北踏切で、武生新駅発田原町駅行き普通列車が、線路に降り積もった雪に乗り上げ、先頭車両の4個の前輪が脱線した。乗客乗員計38人にけがはなかった。
福井南署の調べでは、列車は進行方向に向かって、線路から左に約15センチほどずれたという。復旧は同日午後の見通し。
福井鉄道によると、列車には除雪が必要と判断した場合、停止して線路の雪を取り除く作業員が2人乗っていたが、踏切付近は「降雪が少ないと判断し、除雪しなかった」という。
福井地方気象台によると、同日午前8時の福井市の積雪は約62センチだった。
共同
(12/18 12:27)

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2005年12月11日

【香川】多度津駅でポイントミス

へえ。こんなミスもあるのだな、という一件。
多度津駅でポイント切り替えミスのために、本来は予讃線に入る特急列車が土讃線へ。誰もしばらく気付かなかったといいますからちょっと怖いです。後掲の記事中、対向列車が接近していたらポイントは切り替わらないと書いていますが、ポイントを通過してしばらく走った後はどれほどの安全装置が働いているのか知れたものではありません。仮に列車同士の衝突はないにしても、自動車や人間など他の障碍も十分考えられます。鉄道に関する事件、事故が毎日のように起こる昨今、鉄道会社側には本当に気をつけていただきたいです。しかし、当時の乗客数が4人というのはちょっと寂しいですな。
共同通信配信の11日付け産経新聞オンライン版の記事から抄録。

特急が進路間違え走行 多度津駅で切り替えミス

11日午前5時40分ごろ、香川県多度津町の多度津駅で、高松発宇和島行き特急「いしづち」が本来の進路である予讃線を外れ、高知県に向かう土讃線に進入するトラブルがあった。
駅係員がポイントを切り替える際、スイッチ操作を間違え、運転士も誤った行き先表示が出ていることに気付かなかった2重ミスをしていた。
JR四国によると、運転士は約2.8キロ進んで間違いに気付き停車。その後指令に従い、約1キロ先の金蔵寺駅で折り返し、約20分遅れで多度津駅から本来の進路に戻った。乗客4人にけがはなかった。
多度津駅の係員が進路の確認を怠ったことが原因。対向列車はなく衝突事故の危険はなかった。
土讃線は単線だが、対向列車が接近している場合には、ポイントが切り替わらないよう衝突防止の安全装置がついているという。
同社広報室は「再発防止に努めたい」としている。(共同)
(12/11 16:36)

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