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2007年04月27日

【兵庫】三木鉄道来年3月をめどに廃止

幾度となく廃止の噂が出ていた三木鉄道ですが、朝日新聞によりますと来年三月頃に廃止が決まったそうです。
三木鉄道三木線は今から二年ほど前に一度だけ往復したことがあります。加古川線との連絡駅厄神駅から田園地帯を単行の気動車がまばらな数の乗客を乗せてコトコト走る長閑な路線でした。終着の三木駅には国鉄の色が残っています。汽車が来なくてもベンチに座って文庫本でも読みたくなる。そんな風情がある駅舎です。
記事によれば廃止はほぼ決定です。未乗の方はお別れ乗車で込み始める前に乗っておかれると良いでしょう。

以下、朝日新聞マイタウン兵庫の記事から抄録いたします。

来春、三木鉄道廃止
2007年04月27日


播州鉄道として1916(大正5)年に開通して以来、90年余の歴史に幕を下ろすことになった。26日、来年3月ごろの廃止が決まった三木鉄道。運行する第三セクターの最大出資者である三木市は、代替バスを走らせ、駅舎などへの商業施設の誘致などをめざす考えを明らかにした。
この日、三木市役所で開かれた三セクの臨時取締役会には、(略)社長である薮本吉秀市長ら(略)計7人が出席。「廃止」方針をめぐる採決では賛成が6、反対が1だったという。
この結果は5月18日の臨時株主総会に諮られ最終結論が出るが、総会は取締役会とほぼ同じ顔ぶれのため了承される見通しだ。
取締役会の後、薮本市長は記者会見し、「今後は鉄道廃止に伴う代替バスの運行方法や跡地利用について検討していく」と述べた。代替バスは鉄道と同じ時間帯、本数を原則とし、跡地利用は沿線集落が廃れないようコンビニ店など集客力のある施設の誘致を検討するという。
(略)
三木市では70年ごろから神戸市側の東南部でニュータウン開発が進み、それにつれて三木鉄道が走る西南部の加古川市方面への通勤・通学の流れは減少。96年から恒常的に赤字が続き、三木市が穴埋めのため毎年6千万円程度を支出してきた。
経営改善のため、線路と道路の両方を走ることができる車両を導入し、三木鉄道の三木駅と約900メートル離れた神戸電鉄の三木駅間を走らせ、神戸—加古川を一気に結ぶことも一時検討した。
しかし、財政改革のため三木鉄道を廃止することを公約に掲げた薮本市長が06年1月の市長選で初当選したことで、この車両導入の話は立ち消えになり、一気に廃止の方向へと進んだ。昨年11月に発表された市民アンケートでは7割が廃止に賛成し、同月に出た公認会計士らによる外部監査も「経営は事実上、破綻している」という結論で、市議会からも存続の声は出なかった。

投稿者 うえの : 19:58 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月14日

【三重】三岐鉄道伊勢治田駅

三岐鉄道伊勢治田駅

櫻の撮影取材の途中に立ち寄った三岐鉄道の伊勢治田(いせはった)駅です。
セメント列車用の側線が複数備わる広い構内を持つ駅です。
4月も中旬に入っていますが風が強くて寒かったです。山地にかかる土地柄なのでしょう。

投稿者 うえの : 16:16 | コメント (0) | トラックバック