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2006年12月16日

【和歌山】北宇智駅のスイッチバックが消える

近畿地方で唯一和歌山線北宇智駅に残っていたスイッチバック区間がいよいよ最後となります。
NHKなどの報道によりますと、スイッチバック区間で運転席を移動した際にATSのスイッチをつい入れ忘れてしまうミスが2度続いたため、この際スイッチバックそのものを無くしてしまおうと西日本旅客鉄道が判断したようです。
この区間は2回ほど乗っています。今となっては特に思い出せることもないほど印象に残っていない駅ではあります。それは単に下車していないからです。機会を見つけて下車し、じっくり観察しておくべきでした。反省しています。駅舎に興味ある方、乗車未体験の方はお早めに。

以下にNHK大阪放送局の記事を抄録しておきます。

ATSミス防止で駅改造へ

ATS=自動列車停止装置のスイッチを入れ忘れたまま電車を走らせるミスが今年相次いだ奈良県五條市の和歌山線の駅で、ミスのきっかけとなったスイッチバックと呼ばれる構造をなくすため、駅を移設する大がかりな改造工事が行われることになりました。
改造工事が行われるのは北宇智駅です。この駅は、蒸気機関車が走っていた時代のなごりで、構内に入った電車がいったんバックして引き込み線に入った後再び前に進む、スイッチバックと呼ばれる特殊な構造になっているため、運転士が車両の前後の運転席を2度にわたり移動する必要があります。その際、ATSのスイッチを入れ忘れたまま電車を走らせるミスが今年3月に2回相次ぎました。
JR西日本は再発防止策を検討した結果、ミスのもとになったスイッチバック自体をなくす必要があるとして、線路を直線に敷き直す大がかりな改造工事を行うことにしました。
この工事に伴って、北宇智駅の場所も北側に110メートル余り移設されることになり、総工費は1億7000万円余りかかるということです。
JR西日本は今月中にも工事に着手し、来年3月のダイヤ改正をメドに新しい線路での運行を始めることにしています。

投稿者 うえの : 2006年12月16日 12:18

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