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2006年12月02日

【兵庫】北神急行北神線/神戸市営地下鉄西神・山手線

神戸電鉄で谷上まで戻って北神急行電鉄北神線に乗り換えます。神戸市営地下鉄と相互乗り入れしていますが経営は線名のとおり北神急行電鉄という別会社で独立した路線です。
谷上駅は沿線では随一といってよい規模を誇り、改札内でファーストフードなどちょっとした食事も出来るようです。ゆっくり駅を探索する暇もなく、すぐの接続です。神戸市営地下鉄から乗り入れている電車が動き出すともう北神トンネルです。六甲の山を7180mの長さで貫くトンネルは私鉄の中では最長クラスといえます。北神急行の営業キロは7.5kmなのでほぼ全てがトンネルという地下鉄路線です。なお第三セクターを私鉄に含めるならば最長は北越急行ほくほく線赤倉トンネルの10472mでしょうか。神戸市営地下鉄の始発駅となる新神戸まで途中駅はなく、延々とトンネルを下っていきます。時間にしておよそ10分で新神戸です。運賃は350円です。ここからは神戸市営地下鉄の運賃が加算されますから、結構高価な乗り物といえます。これだけの距離を掘り抜いたのですから相当の建設費と時間がかかっていることは確かです。頭でそう理解はしても相対的に高い印象は否めません。それでも当初の430円から少し値下げしたのだそうです。
無味乾燥となりがちな地下路線を少しでも楽しく乗ってもらおうという意図からか、トンネル壁面にはところどころに列車と並行して飛ぶカモメらしき鳥や何かわからない赤い模様の電飾が設けられています。車内の人たちはどれほど見ているだろうかと観察してみましたが、寝る、友人とおしゃべりをする、携帯電話の画面を見るなどして誰も見ていないようでした。
新神戸からは神戸市営地下鉄となります。ここから妙法寺までの区間内は友人宅への訪問や観光などで幾度か乗りましたが、そこから先はただ地下鉄という理由だけで敬遠していました。初めて乗る西神中央まではどのような区間なのでしょうか。
やや疲れた体で既乗区間に乗ったこともあり、いつしか眠っていたようです。ふと気づいたら板宿(いたやど)を出るところでした。次が妙法寺なので危ないところでした。板宿駅はその名をもじってか、構内の壁面が木目をプリントしたパネルで覆われています。地下鉄駅にしては珍しい装飾なので一見の価値ありです。
しっかり目をあけて妙法寺を過ぎると電車は明るい空の下に出ます。雲の切れ間から弱いながらも夕陽が見えています。急に視界が開けるような気がしたら名谷駅の構内でした。2面4線の余裕をたっぷり取った駅です。とても地下鉄とは思えない。車両基地があるからだけではなく巨大なニュータウンに住む人たちの通勤・通学需要をこなすにはこれだけの広さが必要なのでしょう。
プロ野球オリックスの本拠地、スカイマークスタジアムがある総合運動公園を過ぎ、西神中央駅に到着。ここも名谷駅と同様大きい造りになっています。反対側の乗り場に北神急行の車両が止まっているのを見つけ、何とか乗れないかと連絡階段を走ってみましたがあとわずかというところで発車してしまいました。
なんだか疲れが出てしまい、改札の外に出ることもせず乗ってきた電車で折り返します。新長田まで行って今度は海岸線に乗ってみましょう。
以下、神戸市営地下鉄海岸線につづく・・・

投稿者 うえの : 2006年12月02日 19:45

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