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2006年02月09日

【大阪】京阪電鉄交野線

京阪交野線私市駅きょうのお昼頃、少々時間があったので京阪電車交野線に乗ってきました。
交野線は京阪本線枚方市駅から東南方向へ折れ、交野市の私市まで行く全長6.9kmの枝線です。ミニ路線とはいえ平日の朝には淀屋橋へ向けて「K特急おりひめ」が走り、夕方には天満橋から「準急ひこぼし」が走ります。愛称の「おりひめ」と「ひこぼし」は列車が走る交野に七夕伝説があることからついたとか。また路線としての歴史も古く、昭和の始めに開通した信貴生駒電気鉄道がその前身です。
この交野線には子供の時分以来、全線乗りとおすのは30年ぶり以上です。枚方市駅で本線から乗り換えると交野線乗り場である6番線で待っていたのは1900系という、その昔は特急電車として本線上を京橋〜七条間を無停車で飛ばしていた名車です。車内に入るとほどなく発車しました。お昼の時間帯ということもあり乗客数はまばらです。ポイントを踏み分けゆっくりと天野川の短い橋梁を渡るとすぐに最初の駅、宮之阪です。天野川とはさすが七夕伝説がある土地らしい川の名前です。
50km/h程度でのんびり進み国道1号線をくぐると星ヶ丘に着きます。このあたりまでは京阪電車らしい曲線の線路でしたがこのあとは河内森駅までのおよそ4kmは上下はあるもののひたすら直線です。線形は良いのですが駅間距離が短いため速度は出ません。路盤も感覚的に弱そうです。束の間とはいえ交野市から河内森の間で80km/h出た時は嬉しかった。村野、交野市とどんどん人が降りて行き、発車時点から空いていた車内がなお寂しくなっていきます。
片町線を跨ぐと間もなく河内森駅に到着です。さきほど跨いだ片町線の河内磐船駅と連絡しています。ただし駅同士は少し離れていて河内森駅からは京阪に沿って枚方市方向へ数分歩いて戻らねばなりません。河内森駅を出るとすぐに右へ曲がりゆっくり走ると終点私市駅です。ここまで枚方市から15分ほどでした。
子供の頃降り立った駅の印象は今では忘却の彼方です。イチゴ狩りが目的で連れて訪れたこの小さな駅は年月を経てモダンな三角屋根の駅舎となっています。
駅周辺はハイキングコースがたくさんあってシーズン中は賑わうそうですが、きょうは真冬の平日でしかも寒い昼下がりとあって、用務客以外に人の姿はまばらな私市駅でした。

投稿者 うえの : 2006年02月09日 19:43

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