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2006年01月28日

【茨城】鹿島鉄道存続に中高生の力

28日付け毎日新聞オンライン版の記事から抄録します。

鹿島鉄道:中高生の足、存続を 公的支援継続訴え、リストバンド活動 /茨城

◇プロジェクト実行委、来月から
存続の危機にある鹿島鉄道を救おうと、沿線の中高生や住民有志が結成した「かしてつブルーバンドプロジェクト実行委員会」が、支援者を増やすためのシリコン製リストバンドを製作した。2月1日から街頭募金の協力者にも配布するほか、沿線の「カスミ」3店舗で1個100円で販売する。3月19日には、玉里村高崎の村総合文化センターで「鹿島鉄道を応援するメッセージ発信会」を開き、公的支援の継続などを訴える。
リストバンドは(中略)2月1日午後4時から、JR石岡駅前で、沿線16校の中高生がつくる「かしてつ応援団」が署名・募金活動の際に配布を始め、同鉄道の有人駅や沿線の店舗で計1万個を配る予定。集めた募金やバンドの売上金は、同鉄道の収益増加につながるような事業に充てるという。
鹿島鉄道は、乗客数の減少などから経営難に陥り、県と沿線自治体から5年間で約2億円の公的支援を受けているが、来年3月末で支援期間が終了する。(後略)【須田桃子】
1月28日朝刊
(毎日新聞) 1月28日

鉄道は大手といえども経営は大変です。規模が大きければその巨体を維持するために「お金」が必要ですし、逆に小さければその「お金」自体がなかなか入ってこない。特に地方の小さい鉄道ですと自動車の普及などで乗客離れはいかんともしがたく、知恵を絞って生き残りの方策を考えねばなりません。
そんな状況にあって会社だけが動くのではなくて沿線有志が動いてくださるのは鉄道としては幸せです。皆が皆、自動車の運転が出来る訳ではなし。通学に中学生や高校生が単車や自動車を使うことはほぼ不可能でしょう。若者が若い力を社会に前向きに活かしているこの報道を好感を持って読ませていただきました。
鹿島鉄道に限らず鉄道を趣味とする人は機会を見つけてなるべく多く列車に乗るようにしたいものです。日頃、通勤に自動車を使っている自分自身への自戒を込めて。

投稿者 うえの : 2006年01月28日 19:20

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