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2006年01月17日

【列車】出雲の雄姿にカメラ放列

寝台特急「出雲」の廃止が決まってからというもの、日本海新聞オンライン版によると撮り鉄が多数山陰の地に来ているようです。

鳴り響く「出雲」の汽笛 最後の雄姿にカメラ放列

JRが三月のダイヤ改正で廃止することを発表した、山陰と東京を結ぶ寝台特急「出雲」が疾走する雄姿を写そうと、鉄道写真の愛好家が連日、湯梨浜町内の撮影スポットでカメラのレンズを向けている。限られた時間を惜しむように、週末には県外からも大勢のファンが訪れ、「出雲」の汽笛とシャッター音が静かな田園にこだましている。

−湯梨浜の青崎踏切−
愛好家で連日にぎわっているのは、同町原の青崎踏切。東京駅を出発した「出雲」は、午前八時半ごろに、同踏切に差し掛かる。
踏切の手前は倉吉駅方面に向かって緩やかな左カーブになっているため、「DD51」と呼ばれる赤いディーゼル車両でけん引するブルートレインが、ファインダー越しに迫って来る迫力のある写真が撮影できる。周辺は水田や畑が広がり、障害物もないため、鉄道ファンの間では有名な撮影スポットだという。
今月七−九日の三連休中には、踏切近くの道沿いに「横浜」「三河」「相模」「神戸」など県外ナンバーの車がずらり。連日二十人近くの鉄道愛好家が集まった。
東京都練馬区の会社員、内藤一暁さん(35)は、「廃止になる前に撮影しておこうと思い来た」と、カメラ二台とビデオ一台を用意して「出雲」が姿を現すのを待ち構える。「新幹線網の発達でブルートレインは年々廃止され、赤いDD51のディーゼル車両でけん引しているブルートレインは出雲が最後。なくなるのはやはり寂しい」と存続を願う。
「出雲」に二度乗ったこともある兵庫県香寺町の会社員、橋本秀樹さん(56)は「懐かしい車両で昔通りの景色が頭をよぎり、乗ったら愛着も出る。以前から廃止のうわさはあったが、それが現実になってしまった」とぽつり。
三重県明和町から祖父と一緒に訪れた高校三年生、永富健介さん(17)も「何と言っても青の車列をけん引している赤い車両が魅力。もっと走ってほしいけど、残念」と肩を落としながらも、真剣な表情でシャッターを切っていた。

「新幹線網の発達でブルートレインは年々廃止され、・・・。なくなるのはやはり寂しい」
廃止と聞くとずいぶん沢山撮影に来るようですが、そのうちの何人が実際に当該列車に乗って廃止阻止に向けて貢献したのかしら。記事だけ見れば県外からの車がいっぱいだという。車で来る金とヒマがあるなら列車に乗って来ることは考えないのかな。撮影現場が不便だから車でないと無理。そんな理由もあるでしょう。が、別に「出雲」に乗らなくとも他の列車でもよい。鉄道は乗客を運んでなんぼである。眺めてもらうために走っているのではない。今回の「出雲」に限らず、格好いい汽車の写真がいつまでも撮りたいのであればそれを被写体として残せるよう何らかの貢献はしたほうが良い。列車に乗るに越したことはないが近くの駅で記念に切符を買っても良い。いくらかでも鉄道側にお金を落とすことをしないと線路そのものが存続の危機に陥るのはすでに歴史が証明していることです。お金は落とした結果存続につながらなかったとしても気分としては何か良いものが後に残ると思います。

■参考リンク
▼日本海新聞:永田町の風−「出雲号」への思い −石破 茂−(12/11)
▼日本海新聞:永田町の風−続「出雲号」への思い −石破 茂−(01/15)

投稿者 うえの : 2006年01月17日 20:25

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