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2006年01月08日

【列車】西日本が強風時の規制を強化

7日付け読売新聞オンライン版の記事(後段に抄録)によりますと、西日本旅客鉄道が羽越本線での強風による脱線転覆事故を受けて、強風時に運行を取りやめる規制値を引き下げる方針です。
西日本の管内ですと比良山系に沿って走る湖西線が山から吹き降ろす風の影響でよく運転が止まります。優等列車は全て米原経由で運転されるため北陸地方との連絡については所要時間が若干延びる程度で問題が少ないものの湖西線内だけを走る普通列車などは堅田から先の近江今津くらいまではほぼ動かなくなる恐れが多くなります。以前貨物列車が脱線してしまったこともあるため鉄道側は湖西線では特に慎重な対応を考えていることと思います。沿線住民の方々にとって風が強く吹くシーズンは気象情報と運休のお知らせに要注意です。
なにはともあれ規制値の設定も大事ですがその数値にとらわれず現場のその時の状況に応じた安全運転が柔軟に行なわれますよう祈るのみです。

風速25mで在来線の運行停止、JR西日本が規制強化

羽越線の脱線事故を受け、JR西日本は6日、在来線を対象に、運行を停止する風速を秒速30メートルから25メートルに引き下げるよう、運行マニュアルを改定した。
羽越線事故では現場付近の風速計が規制値を下回っていたのに脱線したとみられるため、規制の見直しが必要と判断した。マニュアル改定は、1986年12月に山陰線余部鉄橋で列車転落事故が起きて以来、19年ぶり。
JR各社は国鉄時代の基準を踏襲し、風速が秒速25メートル以上で徐行、30メートル以上で運行停止と定めていた。
(2006年1月7日11時19分  読売新聞

※文中斜体部分につきまして湖西線ではすでに風速25m/secで抑止をかけているというご指摘のコメントを頂きました。ありがとうございます。

投稿者 うえの : 2006年01月08日 11:51

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コメント

Kinoppi☆さん、おはようございます。
風の影響ならまだしも踏み切り事故となると大変ですね。滋賀県は近江鉄道でもよく軽トラとかがぶつかってますし。新幹線の新しい駅とか飛行場を作るのも大事かも知れないですけど、踏切をどれだけなくせるかもしっかり考えて欲しいところです。

▼京都新聞「新快速と軽乗用車が衝突/大津のJR東海道線踏切」
11日午後10時15分ごろ、大津市月輪1丁目のJR東海道線踏切で、米原行き新快速電車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車を運転していた大津市の無職女性(27)が病院に運ばれた。電車は脱線しておらず、乗客(約900人)にけがはなかった。 (以下略)

投稿者 うえの : 2006年01月12日 09:02

どうもです。

この風規制強化により、台風が接近した時にJR京都線が止まる可能性がかなり高くなりそうです。
電車が止まる前に仕事をバックれられる良い言い訳を考えねば(苦笑)

投稿者 Kinoppi☆ : 2006年01月11日 14:07

Kinoppi☆さん、こんばんは。
ご指摘有り難うございます。湖西線での基準はもともと厳しめだったのですね。てっきり全線区共通の規制かと思っていました。試しにぐぐってみたらご指摘の記述がいくつも見つかりました。知っているようで知らなかった規制値でした。お詫びして訂正いたします。

投稿者 うえの : 2006年01月08日 20:36

ちなみに湖西線は以前から風速25メートル/秒で運行停止なんで、風規制の頻度はあまり増えないものと思われます。

投稿者 Kinoppi☆ : 2006年01月08日 17:28

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