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2005年12月30日

【沖縄】那覇〜名護間に鉄道建設案が浮上

今年もいよいよ後りわずかとなりました。このまま2005年が過ぎていくかと思いきや、楽しい意味での驚きのニュースが入ってきました。
政府、与党はアメリカ軍の普天間飛行場移設に伴う振興策として那覇空港の新滑走路建設のほか、那覇から名護まで鉄道路線建設を検討するというのです。現在、沖縄での鉄道といえば那覇市内をモノレールであるゆいレールが走るだけです。昔は沖縄にも鉄道があったのですが、大東亜戦争の終わり頃には衰退し、その後アメリカによる統治が始まってからは自動車道路が中心に整備されたため復興しなかったとされています。
今回の話は提案という段階ですので実現するかどうかは全く不明です。しかし鉄道関連では殺伐としたニュースが多かった今年だったため年末に夢のあるお話が聞けてちょっと明るい気持ちになりました。
30日付け読売新聞オンライン版の記事から抄録します。

普天間移設の新振興策、那覇—名護に鉄道を検討

政府・与党は29日、米海兵隊普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設について、地元の理解を得るため、同県北部の新たな振興策を策定する方針を固めた。
目玉事業として、名護市と那覇市とを結ぶ鉄道の建設、那覇空港への新滑走路建設などの交通基盤整備計画を検討している。在日米軍再編の最終報告が来春策定された後、新振興策をまとめる考えだ。
日米両国は1996年、普天間移設を決定。政府は代替施設を辺野古沖に軍民共用空港として建設することとし、2000年度から10年間、年100億円規模の北部振興策を実施する予定だった。
しかし、辺野古沖への移設が頓挫し、10月の在日米軍再編中間報告で、移設地がキャンプ・シュワブ沿岸部に変更されたため、政府・与党は新振興策を検討することにした。軍民共用空港の計画も白紙となったことから、鉄道計画はその代替手段の意味を持つ。
沖縄県では、那覇市にモノレールがあるが、鉄道はない。那覇市から約60キロ・メートル離れた名護市を訪れる観光客はタクシーなどを利用している。政府・与党は鉄道建設で北部への観光客を増やし、沖縄市などに駅を設置して沿線の利便性向上を目指す。06年度にも、調査に着手したい考えだ。
(略)
このほか、新振興策には、道路整備、情報通信機能強化、港湾などの海上交通機能整備なども盛り込まれ、全体では数千億円の規模となる見通しだ。
(2005年12月30日3時4分  読売新聞)

投稿者 うえの : 2005年12月30日 20:41

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