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2005年12月19日

【宮崎】有志が高千穂鉄道の気動車を清掃

宮崎県の高千穂鉄道は台風による自然災害から鉄橋が流されるなどして、再建の道がほぼ絶たれた感が強くなっています。当ブログでも折に触れて動向を見ていますが、そんな中、有志の方々が気動車を清掃して存続を求めました。こうした熱心さが関係機関などを動かしてくれればと思います。しかし万事がお金で動く世の中ゆえ「資金不足」は動かしがたい事実として廃止の決定は変わらないかも知れません。不特定多数の有志が寄付し合って観光鉄道として保存する形も考えられますが、それとて実現は難しいのでしょう。すでに関係者各位がありとあらゆる知恵を出しておられるのでしょうし。それでもなおただの汽車旅好きの観光客の立場としては東洋一の鉄道橋、高千穂鉄橋があるこの路線はたとえ部分開通ででも残して頂きたいものであると思っています。
18日付け共同通信の記事から抄録します。

廃線に反対し車両清掃 高千穂鉄道の沿線住民

台風14号で激しい被害を受け、廃線の見通しとなっている高千穂鉄道の沿線地域で18日、廃線に反対するため住民らが車両などを清掃するイベントを行った。
高千穂駅では、存続支援に取り組む高千穂町出身の作家高山文彦さん、沿線の日之影町出身の漫画家赤星たみこさんや地元住民ら約250人が参加。前日からの雪も残る寒空の中、ブラシやぞうきんなどを持ち寄り、観光用車両「トロッコ神楽号」など4両を洗った。
9月の台風以降運休が続いているが、この日は駅構内で参加者を乗せて約3カ月ぶりの“再開運転”も実現。運転士の斉藤拓由さん(31)は「これで終わりにしてはいけない。どんな形でも残してほしい」と訴えた。
(共同通信) − 12月18日18時17分更新

投稿者 うえの : 2005年12月19日 20:20

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