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2005年12月06日

【車両】117系近郊型電車

JNR117系100番台

117系近郊型電車(写真は窓が広い100番台の車です)。
昭和54年に登場以来、長らく新快速電車として東海道・山陽区間や東海地区を疾駆しました。
登場当初は全席転換式クロスシート(一部固定)で、それまで新快速用として使われていた153系や165系の直角シートよりも豪華ないでたちでした。今でこそ普通の電車でさえ特急並の座席がついていますが、1等車やグリーン車ならともかく特別料金が不要な快速や普通の電車(三等車)が進行方向にあわせて座席の転換を可能にするとは昔の国鉄では考えられなかったことです。しかし京阪間では、京阪電車阪急電車がさらに豪華な無料特急をとっくの昔から走らせていた訳で、遅すぎた改善でした。所要時間では国鉄が圧倒的に短かったのですが、運賃はほぼ2倍だったので京阪阪急で用事が済むのならなるべく乗らないようにしていた人が多かったです。現在は滋賀県内沿線の人口が増えたこともあって新快速は大盛況となっています。国鉄の頃に比べると隔世の感があります。

JRW117系 JRW117系100番台

民営化後の117系です。オリジナルの色で残っている編成もあれば、すっかり塗り替えられてしまったものもあります。上の2枚の写真はいずれも登場当時のままの色です。左側は初期型で、窓が二段になっています。右側はこの撮影位置からは判然としませんが、一段下降式窓に変更された100番台(クハ116−101)の先頭車です。

JRC117系 JRW117系8連

写真左は東海旅客鉄道の117系電車です。当初は関西圏と同じ色でしたが、民営化して後にこのような色に変更されました。写真右は福知山線用に色が変更された西日本旅客鉄道の117系電車です。ラッシュ時の乗り降りを考え、乗降扉付近はロングシート化されています。一部編成の組替えが行なわれていて、この列車はクハ116−304以下8連の固定編成です。

JRW117系紀勢西線 115系3500番台

写真左は紀勢西線の117系です。165系が去った後にやってきました。写真右は115系となった117系です。117系に代わって221系が新快速として活躍を始めたあと、余剰となった117系車両は岡山へ転出する際115系3500番台として中間車化されました。色も湘南色となって山陽路で活躍しています。

国鉄165系新快速 221系新快速

ついでですので、過去の新快速電車を2枚。左が急行「鷲羽」廃止で新快速運用に就いた165系。低い窓の153系も現役でしたが、あまりカメラを持たない少年だったため残っているのは当時撮った新快速の写真はこれだけです。右の写真は登場後間もない221系。山科駅に入るところです。颯爽と登場した221系ですが、すぐに223系に主役の座を奪われ、急行に使われた経験さえあるのに今では快速・普通電車として長い余生を送っています。

投稿者 うえの : 2005年12月06日 20:25

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コメント

牧野 佑介さん、コメントありがとうございます。
117系は活躍の場がローカルな路線へと移っていますね。
幸い湖西線など京都近郊の路線や山陽本線ではまだ元気な姿が見られます。今のうちに各路線の117系をたくさん撮ってくださいね。

投稿者 うえの : 2007年10月02日 12:37

いろんな、117系を、写してきました。

投稿者 牧野 佑介 : 2007年10月02日 11:21

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