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2005年07月27日

【18きっぷ】神岡鉄道を訪ねて<§1:北陸本線>

7月25日(月)、くもり

青春18きっぷを使って富山へ出かけてきました。
主眼は廃止が決まった神岡鉄道です。米原から時系列で旅の様子を書いていきます。
早朝の仕事を終え、昼からのんびりと出かけます。東海道本線の各駅停車で京都を出発し、米原から北陸本線の各駅停車に乗り換えます。

419系@米原

米原15:02発の福井行きは、寝台特急として活躍した月光型の愛称を持つ583系を普通電車用に改造した419系電車(クハ419−5:3両編成)でした。国鉄末期に改造された車で、お仲間が東北と九州にもいたのですが両地区の改造車は淘汰されてしまいました。今は北陸本線のその形態から俗に「食パン電車」などと称されています。

419系車内

もともと特急電車として使われていたため、座席幅は余裕があり背ずりにはやや傾斜が持たせてあります。
座面、腰のあたりとも少々硬いので座り心地は見た目ほどよくありません。また、向かい合う座席間隔にも余裕があるため、短足人間は前席のざぶとんに足を載せて寛ぐのがややしんどいかもしれません。
ロングシート部を除いた客席上部には当時使われていたベッドが残されています。むろん固定されていて使用することはできません。

419系@敦賀敦賀駅で小休止。特別急行「サンダーバード」を先に通すのに10分以上も止まります。
売店でキリン一番搾りを買ってわしも休憩。とはいうもののすでに米原駅でヱビスビールを飲んでいます。旅に出るとつい飲んでしまうのは悪い癖です。が、台風7号の影響により飲まざるを得ないほど蒸し暑い。
敦賀は福井県の西の入り口となる駅です。平成18年秋に滋賀県内の湖西線・北陸本線の交流部分が敦賀駅まで直流化されることになっていて、京阪神方面からの新快速電車乗り入れに期待が寄せられています。

高架となった福井駅

終点の福井駅今年4月18日に高架開業したばかりです。上部が雪対策のためか屋根に覆われていますので、地平駅だった頃に比べて暗い感じがします。雰囲気としては先に高架化された金沢駅とよく似ています。違う駅同士だという明確な差別化があっても良いのではないでしょうか。

412系

福井から金沢までは急行電車を近郊区間用に改造した413系電車(クハ412−9:3両編成)に乗ります。
比較的車両の手入れがよく塗装が綺麗です。新しくなった福井駅から気持ちよく乗車できました。デッキがないわりに車内騒音が少なく、乗り心地も悪くありません。北陸本線の各駅停車は古い車ばかりかと思っていましたが、少し認識が改まりました。

455系@富山

金沢から富山までは475系電車(クハ455−18:6両編成)に乗ります。先頭の制御車は455系式です。
金沢まで乗ってきた413系電車とは違い、デッキがついています。客室の端はそれぞれ1区画がロングシート化されていますが、他は固定クロスシートのままで、ほぼ当時の急行電車の姿です。前照灯も大きな古い型です。
過去の思い出に浸りたいところですが、意外に車内の騒音が耳につきます。さきほどの電車が静かだったため余計にそう感じるのかも知れません。座席の座りごこちは413系、475系とも直角シートながら、やや傾斜がついた419系に比べて疲れにくいものでした。
19:32に富山駅着。今夜は駅前のホテルに泊まり明日の神岡鉄道に備えます。

投稿者 うえの : 2005年07月27日 20:14

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