開拓村へ
どこへ行こうか。チョコレート工場見学なら暖かいよね。
確かに、昨日より寒い。耳が痛い。
北海道の昔の暮らしが見られるところが有るという。
私はそういうの大好き。人文博物館は好きなのだ。
でも、外に展示してあるから寒いという。でも、行こう。
冬季は入場料が安くなっている。680円
もらったパンフには、囲炉裏があるとか、お茶が飲める、とか暖を取れるところが載っている。
外の展示って、昔の町が再現されているのだった。
旅館、そばや、床屋、雑貨屋。
外より建物の中の方が寒いのどういう事。寒い。
旅館に上がってみると、壁一枚、外の明かりが見える。こんな様式で極寒の地を過ごしたんだ。
部屋の暖房は火鉢のみ。せんべい布団が敷いてある。
昔の人は凄い。
こんな感じで、所々にマネキンがいて、話をしている
北の零年を見たときに、北海道ってこんなに寒いと思って来たんだろうか。と思った。
浦河の役場前。中は寒かった。
雪の上を歩くのは苦手なわたし。知らず知らずに、ペンギンの様な格好で、バランスを取っているらしい。
囲炉裏が有ってお茶のサービスが有るという、造り酒屋。ここらまで歩いてきたら、身体が冷えきた。足も冷たい。
上がって、お茶をごちそうになり、ボランティアのおばちゃんからサンタクロースの折り方を教わる。
天井が高くて、私のあこがれる家。しかし、暖房はこの囲炉裏だけ。
昔の北海道は今よりもっと寒かっただろうに、よくもこんな暖房だけで冬を越せた物だ。
当時の人は、まさか、今の様に家の中では半袖でもいいような暖房の世界になるとは想像もしていなかっただろう。
でも、だから二酸化炭素の排出も増えたんだね。
青山家。鰊御殿。
広かったが、畳があんなに冷たいとは。寒い、冷たい。
思わず囲炉裏に足を出して温めた。座った座布団も冷たい。
ボランティアの方といろいろ話をしたが、本当に昔の人は凄い。
この寒さの中、敷き布団だけで、掛け布団もなしに寝たという。ニシンが来れば、たたき起こされて海へ。
ニシンで沢山儲かった網元は、入れば入るだけ使ってしまって、最後には無一文になった人も多かったと言うが、ここ青山家は堅実経営で大きくなったという。
つい最近、中西礼のお兄さんが、鰊漁で失敗した話をテレビで見たばかりだった。
もっと見たいのだが、寒さに負けた。次回のお楽しみとする。
寒いとトイレが近い。なんともかわいらしい絵がトイレの中に。
私が子どもの頃は、洋式トイレの使い方が書いてあったが、時代は変わった。和式トイレの使い方が書かれるようになったのだ。
朝が10時近くでヘビーな感じだったんで、昼は2時頃かしら。と思っていたが、4時近くになってしまった。
六花亭のスープとパン。森林公園店に行くと、お目当てがなかった。悩んだが、真駒内店まで移動。そんな事をしていたので4時になった。
チョイスしたのは、鶏肉と野菜のスープ。630円。コーヒーは210円で飲み放題
別にピザも頼んだのだが、ピザカッターならぬ、ヘンケルのはさみでカットするのだった。
そして、トイレの洗面台。懐かしい、マウントクックのハーミテージホテルと同じだぁ。あの時の写真はボケボケだったけど。
暖かいスープを飲んで身体は随分と暖まったが、まだ芯が冷えている。飛行機の時間まではまだ間があるが、温泉でゆっくりしている時間はない。
スーパーにも行きたいし。と言うわけでお買い物タイム。
勧められて「おぼろつき」というお米を買った。今、北海道で力を入れているお米らしい。
お米は八十八の手間をかけて作ると言うが、このお米は八十九の手間をかけたという。
帰宅後食べたが、美味しかった。お米が光っていた。
空港でおにぎりを買って夕食に。
余りに足が冷たいので、自分でマッサージ。
1泊の札幌だったが、今回も充分に楽しんだ。
いつもいつも新しい発見。開拓村は面白い。ちょっと町の外れに有るから、行きにくいかなぁ。
もっと沢山の人に、開拓当時の北海道を知って欲しい。
生きるために必死だったんですよね。
年間パスポートも来年のは発売されるという。
いまの金拝主義。なんか違うよな。
自分たちで開墾して、自分たちの土地にするために、寒さと戦った。
そして、今の北海道が有るんだなぁ。
ちょと、いろいろ考えた札幌一泊でした。
今回もS夫妻には大変お世話になりました。