松江城 天守閣
武家屋敷は外から見学する。なかなか珍しい。
今までだれもいなかったのに、ここでバスツアーの人たちに遭遇。バス3台分だから大変。一番後ろについて、案内を盗み聞き。
しかし、嵐の様に去ってしまった。またもや静寂な一時。
昔の人は考えてました。台所の前に有る井戸から、瓶に水を汲む。その水が外からも台所からも使えるように、半分出ているのだ。凄いなぁ。ちょっと暗くて見にくかったなぁ。残念。
松江城に行くには。進むか戻るか。へるんの小径なるものがあるから、そこから行こう。と少し来た道を戻る。
くぐり松をくぐって歩く。このあたりは電柱もなく、映画やテレビのロケでも頻繁に使われるらしい。
城内で森林浴をしながら歩く。松江城の天守閣はなかなか立派。天守閣の階段を登るたびに思うのは、昔の人は小さかったのに、この階段、大変だったろうなぁ。と。
どこの城に行っても天守閣からの眺めは大好き。ここは宍道湖、大山と眺められて、景色もいい。
ちょっとガスがかかっているが、それなりによく見える。堀川巡り船のオレンジの屋根が松林の中で映えている。風情だねぇ。
犬山城の天守閣も風通しが良くて、だれもいないときは寝転がったりしたが、ここはさすがにだれもいなくなる時はない。
広さは犬山城の3倍くらいは有るだろうか。
蒸し暑くて、気温も上がっているのだが、ここの風は心地よい。400年も前の武将はここで何を思ったのだろうか。
社会見学の学生達は何を思うのであろうか。
郷土館で「伝えておきたい 昭和の暮らし」を無料でやっているので、見に行く。来年の3月11日まで。
郷土館というのは、洋館なのね。お城の中に有るのだが、妙にマッチしている。
ここは、ひとり、ふたりの見学者。戦争中の道具や、家庭の生活道具、写真などが展示されている。
編み機や鉄製の扇風機。どこに有ったのか。でも、昭和という64年は凄い変動。戦前の良き物も全て捨ててしまった日本はどこへ行こうとしていたのだろうか。
今の世の中を想像していたのだろうか。何もなくても幸せな時代も有っただろうなぁ。と小さなちゃぶ台をみて思った。