念願の小泉八雲
地ビール館から7分ほど歩いて、小泉八雲記念館へ。共通券920円。
松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷。3カ所で1150円。共通券は2割引って事。
隣の小泉八雲旧居は別。ここは個人の持ち物だという。350円。
記念館では八雲の生活ぶりがあり、婦人との手紙のやり取り。カタカナなのだが、上手く書いてる。
八雲が松江に住んだのは、たったの1年半ぐらい。なのに何で松江でこんなに。
横浜で入国して、松江、熊本、神戸、東京と移転しているのだが、八雲といえば松江。ご本人も大層気にいていたらしい。
カラコロ広場も、当時の松江大橋を下駄で歩く音。この音を八雲が大好きだったといい、カラコロと呼ぶようになったとか。
人柄もこの地で合ったのでしょう。着物や浴衣、キセル。日本の物を使いこなしている。
私は中学の頃、この小泉八雲のことを知ってから、この地に来たくて仕方なかった。
まさか、そんなに短い間の滞在とは忘れていたのか、知らなかったのか。享年も54歳。41歳で日本に来て、わずか13年の間に、これまで日本に馴染んだのは、何だったのだろう。
異国の地に来て、働く場所も契約違いで働けず。どんなに心細かったでしょう。
あの、トランクを持って歩く後ろ姿の写真は哀愁が漂っている。
共通券を買うときに、何度も何度も、全部を見学するのには最低でも1時間半は必要ですが、お時間は大丈夫ですか。と聞かれる。
確かに、バスツアーで来たらとても無理だろう。
お昼を挟んで、最後の松江城を出たのは3時半ぐらいだったらか、3時間は掛けて廻った。と言う事。
記念館も旧居も他のお客さんはいず、ゆっくりゆっくり見ることが出来た。
近くに八雲という、出雲そばの店が有る。庭がきれいなので、思わずフラフラと入ったが、さっきの船頭さんも、ここは美味しい。といってたなぁ。
ここでお昼としよう。
普通の割子そば 690円。割子そばは普通よりつゆが辛くて、少しだけ掛けて食べるという。
今日は要求はしなかったが、そば湯が出て来た。以前に出雲で食べたときと同じに、湯飲みで。
「そば湯です、ご存じですか」と置かれたので、やっぱりここにはそば湯文化は無いのだろうか。そば湯を要求されることが多いので、出すようになったのかと、自分で納得。